▼この言葉はどこの家庭でも親が子どもに発するものだけど、世間を賑わせたのは昭和44年だった。千葉県松戸市が自治体として初めて「すぐやる課」を誕生させたからだ。発案者は当時の松本清市長で、松本氏は長年県議、市長を務めたが、マツモトキヨシの創業者でもある。
▼「すぐやらなければならないもので すぐにやり得るものはすぐにやります」というコンセプトはその後、全国の地方自治体でも一部で採用されることとなった。
▼「すぐやる人」「すぐやらない人」はどこにでもいるが、脳の働きは身近にいる人の所作に感化される。「すぐやる人」に自分が変わるためには、最低3週間をかけて、すぐやらない人を視界に入れないようにすることが大切なのだそうだ。即効性を求めるわけにはいかないが、都知事選ではなるべく「すぐやる」方が選ばれてほしいものだ。

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