若年層との接点強化の役目を担う「お~いお茶〇やか」シリーズの季節に合わせた新しいお茶の楽しみ方の提案となる。
「お~いお茶」ユーザーの高齢化が進む中、20代若年層を取り込むことでブランド強化を図り、ひいてはリーフ(茶葉)飲用層の裾野を広げて茶業界の発展につなげるのが狙い。
「氷水出し檸檬緑茶」は、爽やかな国産レモンの香りとお茶のあまみを感じるスッキリとした緑茶飲料。「お~いお茶」初のレモンとの組み合わせのため、店頭POPは“えっ!緑茶にレモン!?”の文言が躍る。
イオンレイクタウンKaze(埼玉県越谷市)1階の光の広場と隣接するマルエツ越谷レイクタウン店で開催された「お~いお茶 氷水出し大茶会」の会場で取材に応じたマーケティング本部緑茶ブランドグループの寺口寛司氏 6月29日、「お~いお茶 氷水出し大茶会」の会場で取材に応じたマーケティング本部緑茶ブランドグループの寺口寛司氏は「緑茶とレモンの組み合わせは、市場ではティーバッグやパウダーでは行われている。今回、日本茶のドリンクで行うところが、この商品の新しいところ。“えっ!”とPOPのように驚かれるお客様が多いが、一度飲まれると“このような組み合わせがあるのか”とおいしさにご好評をいただいている」と語る。
無香料・無調味・自然のままのおいしさをコンセプトとした「お~いお茶」の新商品のため、香料を使わず国産のレモンエキスのみで風味付けした点も特徴。
茶葉にもこだわり「若い方は苦みや渋みを避ける傾向にあるため、極力低い温度で抽出して旨みだけが残るお茶を選定した」と説明する。
容量は600ml。「お~いお茶〇やか」本体(緑茶)は、大学1コマの授業時間に相当する90分においしく飲み切れる量として460mlとなっているが、「氷水出し檸檬緑茶」は夏場の止渇ニーズの高まりを受けて600mlとした。
「お~いお茶〇やか」シリーズは2019年に開始した千葉大学との共同研究「若者プロジェクト」の枠組みの中で、千葉大学・千葉大学大学院の学生との共創で開発された。
学生との関係は今も続いている。「氷水出し檸檬緑茶」にも学生に意見が取り入れられた。
「レモン水をつくってマイボトルで持ち運びされる学生さんなどから“香料が入ってレモンの香りが強すぎるものよりかは、日常飲むのに適したやさしい味わいや自然な香りのものがいい”というお声をいただき、それならば『お~いお茶〇やか』で実現できると考えた」と振り返る。

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