新容器は、持ち運びやすさと高い意匠性で好評を博し、コンビニへの導入が拡大。
同社は、1Lサイズについて、家庭向けの中容量サイズという考え方から、一人でたくさん飲みたい人向けの“パーソナル大容量”という考え方へと発想を転換。片手で持って直接飲用しやすく、リュックのサイドポケットなどにも入れて持ち運びやすい胴径・形状へと磨きをかけたことで、支持が一層広がっているとみられる。
若年層を中心に受け入れられている。
7月31日、“次世代ウォーター・ポジティブ プロジェクト”発表会で取材に応じた多田誠司ブランドマーケティング本部部長は「1Lが若い世代のサイズになっている。ボリュームゾーンは20‐30代。オフィスワーカーだけでなく学生の方も増えている」と語る。
コスパ以上に利便性で受け入れられている可能性も浮上。
「1Lサイズは、市場にあまりない容量帯で“コスパがいい”とはみられておらず、少し割高だとしても持ち運びしやすさなど利便性で選ばれている側面がある」との見方を示す。
インバウンド需要の獲得の動きもみられる。「“成田空港では非常に売れている”といった話をよく耳にする」という。
今後も注力の構え。
8月9日開催された決算説明会で内貴八郎取締役専務執行役員は「ユニットプライスでは大容量(2LPET)よりも少し高くなるが、我々の考えとしては、500mlPETの倍でお値段お安めということで非常に利益商材になる。これをしっかり広げていく」と意欲をのぞかせる。

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