国産素材の認知拡大に寄与するとともに、ブランドの活性化を図るのが狙い。
紅茶の報酬感や上質感を立たせた高付加価値シリーズ「TEA SELECTION」とは異なり、国産をフックに幅広いユーザーの流入を見込む。
11月11日、新商品体験会に登壇した同社のマーケティング部ブランド担当主務の大竹野晋平氏は「国産素材と日本のものづくりを掛け合わせて紅茶のおいしさを引き出し、素材の良さに改めて気付いていただきたい。同時に、『午後の紅茶』ブランドのものづくりに目を向けていただくきっかけにしていただきたい」と意欲をのぞかせる。
新シリーズ開発の背景には、国産素材への関心の高まりがある。
大竹野氏は外部データを引き「食料品を購入する際、約70%のお客様は国産品かどうかを気にされており、割高でも国産品を選択する方も多くいらっしゃる。安心安全や、品質を気にされていると捉えている」と説明する。
国産素材の使用は、日本の食料自給率の低さも踏まえた動きとなる。
「より国産の魅力に気付いていただき、国産素材の消費を促すためにできることがあると考えた。スリランカのコミュニティの皆さんとおいしい紅茶を提供しているように、国産素材のコミュニティのパートナーの皆さんとともに紅茶の価値を届けるCSVを担うシリーズでもある」と位置付ける。
左からキリンビバレッジの鈴木梢氏、大竹野晋平氏 シリーズ第1弾の「グレープティー」は国産素材として、原料の一部に鹿児島県産紅茶葉と長野県産ナガノパープルを使用。
商品開発研究所の飲料開発担当の鈴木梢氏は「緑茶に似たまろやかな飲み口の紅茶葉を活かすブレンドにした。まろやかで柔らかい紅茶の味わいに上品な甘さが合うと考え、ナガノパープルを選んだ」と説明する。
掛け合わせる日本のものづくりには、火入れ製法と山椒の隠し香を挙げる。
「緑茶で使われる火入れ製法を、『午後の紅茶』ブランドでは初めて使用し、紅茶の華やかな香りをより引き出した。日本料理を参考に、隠し味ならぬ隠し香として山椒の香りを入れ、ぶどうの皮がはじけるような華やかな印象を加えた」。
鈴木氏は以前、同社で緑茶飲料の開発に携わっていたことで、火入れ製法を取り入れる発想が生まれたという。
大竹野氏は「まずは国産素材という背景や登場感を打ち出して『グレープティー』をしっかりお届けし、来春にもシリーズの新商品として一品を予定している」と述べる。
使用する鹿児島県産紅茶葉は全茶葉のうち15%を占める。

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