
各社の実績は別表の通り。
アサヒは主力ビール「スーパードライ」が前年同月比58%となったものの、4月15日から発売した7年ぶりのスタンダードビール新ブランド「ザ・ビタリスト」の押し上げ効果でビール類合計では67%。同ブランドは発売1か月足らずの今月上旬時点で、年間目標の4割にあたる80万㌜を突破した。
キリンは前年同月の「晴れ風」発売から一巡した影響があった一方、やはり15日に新発売した「一番搾り ホワイトビール」の販促強化により、単月では一番搾りブランド合計で102%、ビール類計69%となった。
主力「黒ラベル」や「ヱビス」が好調なサッポロでは、狭義ビール、ビール類計とも1―4月は前年超え。「価格改定の影響は最低限だったと考えている」(同社)。
サントリーも、ビール類トータルでは4月までの累計で前年を上回る推移。RTD(缶チューハイなど)は「-196無糖」シリーズが単月で倍増に近い実績をみせ、累計177%と躍進中だ。
価格改定の影響は一時的なものにとどまるとみられる。
各社の実績(前年同期比)