
酒類総研によると全国規模で開催される唯一の清酒鑑評会。製造技術と品質の向上を目的に1911(明治44)年から継続的に実施。例年、日本中の酒蔵が技術を結集した大吟醸・純米大吟醸などを出品する。
福島県は3年ぶりの首位。各蔵の技術研鑽で酒質を向上させ、かつて平成24BYから9連覇を達成した実績を持つ。過去2年こそ他県の後塵を拝したが、再びトップに返り咲いた。兵庫県は2年連続の1位。全国トップの清酒生産量を誇り、酒米の王様と呼ばれる「山田錦」の主産地でもある。特に灘五郷エリアには「白鶴」「菊正宗」「大関」など大手銘柄が集中する。
今年度の鑑評会は出品809点(前年828点)のうち成績優秀な410点(同392点)が入賞酒、うち特に優秀な202点が金賞酒(前年195点)に選ばれた。都道府県別の金賞受賞数は、1位が16場で福島県、兵庫県、3位が15場で新潟県、4位が12場で長野県。
日本酒造組合中央会との共催。令和元BYは決審中止のため入賞のみ選定(金賞の選定なし)。
全国新酒鑑評会金賞数