主な目的は、「使用済みマヨネーズボトルの状態(汚れ具合など)、回収量などを確認すること」「生活者にマヨネーズボトルは再資源化できる可能性があると理解してもらうこと」「資源循環に向けた技術検証に活用すること」など。店舗のリサイクルステーションにマヨネーズボトル型の回収ボックスを設置し、両社以外の製品も含めて行った。
実証実験の結果、「回収品のうち約90%が対象品であるマヨネーズボトル。残りもタルタルソースやケチャップのボトルなどマヨネーズボトルと同じ材質(ポリエチレンPE)のもの」「きれいに洗浄されていた割合は全体の99%以上と良好」「1カ月当たりの回収本数も開始初月の2024年7月の実績と比較し、25年4月の実績では約2.6倍まで伸長した」。
これらを踏まえ、
①マヨネーズボトル型回収ボックスの有効性
②マヨネーズを洗浄しても落ちないというイメージがあること
③取り組みに前向きな生活者の受け皿に改善の余地があること
などの知見が得られたとし、中でも「洗浄しても落ちないイメージを持っていたという意見が多く、このイメージがボトルを持ってくる際の心理的ハードルの一因になっていることが分かった」としている。
そこで7月から回収対象店舗をイトーヨーカドー溝ノ口店、イトーヨーカドー川崎店、ヨークマート川崎野川店の3店舗(神奈川県川崎市)に拡大し、店頭でも啓発媒体を設置し、マヨネーズボトルの資源循環に向けた技術評価についても継続して進めて行く方針。