「未来のJAPANESE CURRY」は大阪公立大学生活科学部食栄養学科の学生が一からコンセプトを考案し、エスビー食品の技術で開発したレトルトカレー。開発の柱となったのはフードダイバーシティと栄養バランスで、日本らしい食材の選定や環境に配慮したパッケージなど細部にこだわり、約8か月をかけて完成させた。
動物性原材料とアルコールを不使用とし、たんぱく質(P)、脂質(F)、炭水化物(C)のPFCバランスを整えたほか、1日当たりの野菜摂取量の目標値(350g)に対し、2分の1日分の野菜(175g)を使用していること、塩味を引き立てるためにローレルを使用することで、食塩相当量を1・5gに抑えていることも特徴だ。
パッケージについては、コミュニケーションツールと位置付け、動物性原材料・アルコール不使用をピクトグラムで直感的に訴求し、PFCバランスをチャートで表現する。言語に依存せず、多様なユーザーに配慮した構成とした。資材についても、TOPPANが開発したリサイクル適性の向上に寄与する「ALL―PPモノマテリアルパウチ」をレトルト食品のパウチとして国内で初めて採用した。
なお、8月4日には辻ウェルネスクッキングの「近鉄あべのハルカス校」で開かれる「アジア栄養士連盟ウェルカムレセプション」で「未来のJAPANESE CURRY」試食やプレゼンテーションが行われる予定。エスビー食品は「未来のJAPANESE CURRY」の提案に合わせ、同社レシピサイトでPFCバランスカレー特集を公開した。

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