7月11日に秋季新商品発表会を開催。松尾哲哉取締役専務執行役員は「家庭用冷凍食品の市場は10年連続で過去最高を更新し、生活必需品としてさらなる成長が見込まれる。今秋はパーソナルユース、食卓を彩るおかず、健康コンセプトの開発に注力した。業務用冷凍食品は外食・総菜とも好調に推移しているが、各業態の人手不足はますます深刻化。加工度に幅を持たせたラインアップでニーズに応えていく」と話した。
松尾哲哉取締役専務執行役員家庭用は、総需要が拡大する中でも特に個食(=パーソナルユース)が伸びていることから新商品を積極的に投入する。
トレイ入りの「とろ~り卵のハンバーグオムライス」と「日比谷松本楼監修 ビーフシチュードリア」はレンジ調理で本格的なおいしさの人気メニューを味わえる。中華の「新橋亭監修 直火で仕上げた天津飯(甘酢あん)」と「直火で仕上げた天津飯(醤油あん)」も発売。
清川吾朗執行役員家庭用事業部長は「現状の冷凍米飯は袋入りが主流だが、今後は1食完結型の個食米飯が大きく伸びる」との見通しを示した。
ワンプレートの「三ツ星プレート」は、市場で手薄な中華メニューのシリーズを立ち上げる。パッケージには新ロゴを採用し、「回鍋肉&麻婆麺」と「鶏と肉団子の黒酢あん&ジャージャー麺」の2メニューを展開する。
好調な冷凍麺の中でも容器入りは同社が「香ばし麺の五目あんかけ焼そば」「本当に旨い担々麺」などのヒット商品で牽引する。
なおパーソナルユース商品の生産体制は、個食麺は山形工場、ワンプレートは山形工場(麺関連)と白石工場(米飯関連)、個食米飯(オムライス・天津飯など)は関西第二工場、ドリア類は白石工場の各ラインで製造する。
「お店で炒めるベースチャーハン」は、卵を加えて炒めるだけで、誰でも簡単に米粒がパラっとした本格炒飯を調理できる。下準備の簡素化や調理時の品位安定がポイントで、外食・総菜など幅広い業態でニーズを見込む。
販売好調な「素材そのまま」シリーズは第3弾「スーパースイートコーン」と「ほうれん草」を追加。過熱蒸気製法により素材本来のおいしさ・甘さが感じられる。
さらなるおいしさを追求する一環で「究極の唐揚げ(むね)」をブラッシュアップ。

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