
近年、カフェや専門店で若年層を中心にスイーツ系ドリンクの人気が高まるなか、改めて“健康”を捉え直し商品開発に着手した。商品本部FF・冷凍食品部FFマーチャンダイザーの西尾あゆ美氏は「栄養面だけでなく、心の満足感やリラックスできる時間の提供も重視し、健康志向型とスイーツ型の二軸でスムージーの魅力を広げたい」と語る。
左から「ベリーベリーヨーグルトスムージー」「カフェラテスムージー」「グリーンスムージー」「カフェラテスムージー」は、グアテマラ・コロンビア・ブラジル・タンザニア産のアラビカ種100%の産地支援豆を使用。豆ごとに焙煎法を変え、ドリップ式とエスプレッソ式を組み合わせることで、低温でも香り高い味わいを実現。甘さを控えることで暑い季節にも飲みやすく仕立てた。
同社のスムージーは、果実や野菜、豆乳などを急速冷凍した冷凍キューブ入りカップを専用マシンにセットし、自動でミックスして仕上げる点が特徴。素材の急速凍結で風味や栄養を保ち、一部商品には規格外食材を活用することでフードロス削減にも貢献。素材が見える安心感と出来立ての味わいが広く支持されている。

スムージーの累計販売数は約1億5800万杯。導入店舗は7月末時点で約1万9900店に達し、今夏には2万台への拡大を見込む。