オークワ 大阪・堺に22年ぶり出店 都市型店の試金石に
店内の果物を使ったスイーツを用意
オークワは8月30日、堺市駅前店(大阪府堺市)をオープンした。全社で153店目、府内では21店目となる。


JR堺市駅から北西約300mに位置し、2㎞圏内の世帯数は1万9000、人口は4万5000人。市が駐車場として利用していた場所で、公共施設用地活用事業の一環として出店した。自転車専門店(サイクルヒーロー)と100円ショップ(セリア)が入る。

直営売場面積は1500㎡で、年商は17億円を予定。岡本大輔店長は「3年後に20億円を目指す」と意気込む。総投資額は約17億5000万円。食品の売上構成比は97%で、そのうち50%強を生鮮が占める予定。

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店内の果物を使ったスイーツを用意惣菜やベーカリーを強化し、農産売場では店で販売する果物を使ったスイーツを提供する。天然魚を使用した魚屋の寿司、北海道産小麦を使った本格ベーグルなど、各カテゴリーで独自の商材を展開。自社ブランドやニチリウを含めたPBの売上構成比は2~3割を見込む。岡本店長は「駅前立地でタワーマンションや住宅地、大学などがある。多様なお客様のライフスタイルに合わせ、時短・即食ニーズにも対応したい」と話す。


堺市への出店は堺美原店以来、22年ぶり。大桑弘嗣社長は「この規模の店にしては、高い売上目標を立てた。それが実現できれば、数年前から言ってきた、都市型小型店の展開が現実味を帯びてくる」と話しており、今後の試金石と位置付ける。
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