
授業を通して、普段は考える機会の少ない免疫や防災について考える力を養ってもらうことが目的。
授業は2社が1時限ずつ担当し、キリンビバレッジは免疫ケアについての授業、東京海上日動は地震発生時にすべき行動や備えについての授業を実施した。
キリンビバレッジの島田亜季広域流通統括本部営業部課長は「私自身も子育てをする中で、何でも人任せにせず自分で気付き自分で動く力を児童には身につけてほしいと考えるようになった。自分自身で体調管理ができるようになってほしい」と呼びかける。
免疫ケアと防災の関係については「災害時はストレスがたまりやすく、体の健康にも大きく影響する。災害はいつ起きるか分からないため、日常的に体調を整え免疫ケアをすることが心身の健康に重要」との見方を示す。
ワークシートで免疫ケアを学ぶキリンビバレッジは2022年から、小学校の先生が児童に免疫ケアの重要性を啓発できる授業キットの配布を開始。2024年からは、社員が自ら小学校に赴く出前授業もスタートした。これまで累計3万5000人の小学生に免疫ケアの授業を実施した。
「社員である自分たちが先生役となることで、キャリア教育や社会との接点にもなると学校側からもご好評いただいている」との手応えを語る。
今年6月からキリンホールディングスが子ども向けの免疫ケア啓発活動を強化していることも踏まえ、「今後も授業内容をブラッシュアップしながらお子さんとの接点を広げ、お子さんやその親御さんのプラズマ乳酸菌の認知を上げていきたい」と意欲を示す。
一方、東京海上日動も児童の自走を目指す。
東京海上日動の池田義隆グローバルリスクマネジメント本部製造・消費財産業部営業第二チーム兼リスクマネジメント推進部ビジネス開発チームユニットリーダーは「防災や減災の知識があるかどうかで非常時の行動は変わる。授業を機に親御さんと話すなど理解を深め、防災意識を高めて、もしもの時には自分で行動してほしい」と語る。