
ラクトフェリンは、母乳などに多く含まれるたんぱく質で、免疫細胞の働きを助け、急性胃腸症状や粘膜の乾燥、風邪様症状の緩和などにかかわるとされる。同社は約60年にわたり研究を進め、民間企業としては世界最多の論文発表数を誇る。グループ会社のミライ社(独)は年間約170トンの製造能力を有し、製造量は世界トップシェア。大貫陽一社長は「ラクトフェリンは当社の強み。独自商品として人々の健康と生活の質向上に役立つと確信している」と期待を込める。
「森永ラクトフェリン200ドリンクタイプ」研究本部食品機能研究所機能素材研究室の織田浩嗣氏によれば、ラクトフェリンは母乳以外に涙や鼻水、白血球からも分泌される生体成分で、免疫細胞のリーダーであるpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)に作用し、外敵への感度を高める。これによりpDCは多くの免疫物質を産生し、幅広い免疫細胞を強力に活性化させる。pDCは、人によっては病原体が存在しない時に過剰に働くと自己免疫疾患につながる場合があるが、ラクトフェリンは外敵に応じて必要な時だけpDCを活性化するため、自然で合理的働きが特徴という。新商品は1本当たりラクトフェリン200㎎を配合し、甘味と酸味のバランスが良く、すっきりと飲みやすい。老若男女問わず、いつでも手軽に摂取できる。
同社調べでは600人中約9割が年間で「のどの乾燥」を経験し、7割強が「不安を感じる」と回答。