同日に都内で開かれた記者発表会では、木村幸生執行役員が創業理念と食事事業の歩みを紹介。「子どもの健康を社会課題と捉え、創業当時から事業を通じ社会貢献を目指してきた」と述べた上で、「食べること・遊ぶことは子どもの二大本能。創業の精神を受け継ぎ、健康と美味しさを両立する商品づくりを続ける」との姿勢を示した。
続いて、皆川祐輔健康事業マーケティング部幼児ブランド担当がブランド概要を説明。大きなコンセプトを「初めての食事からたくさんの食材に触れる食経験を育む」とし、14種類のメニュー(ステップ1=1歳~1歳半頃向け8品、ステップ2=1歳半~3歳向け6品)から展開する。野菜はすべて国産で、1食10種類以上、全メニューで50種類以上の食材を使用し、色彩や食感など五感に訴える工夫を凝らした。ECを基盤に展開し、成長段階に応じた商品提案を強化する方針だ。
「忙しい毎日の中でも、子どもに様々な食材に触れてほしいという親の願いを形にした。栄養バランスはもちろん、食事の時間を楽しくすることを重視している」(皆川氏)。
同会では大阪総合保育大学の大方美香学長も登壇。「この時期は五感の発達が著しい。彩りや香り、噛み応えなど多様な体験が情緒や食習慣の基盤になる」と、幼児期の食体験の重要性を解説した。