
イトーヨーカ堂が運営していた新横浜センターを承継するもの。
ヨーカ堂施設を承継
国内のEC市場は拡大を続けており、同社ネットスーパー事業の売上も前々期200億円、前期250億円、今期300億円見込み(上期150億円)と順調だ。
新横浜センターの外観さらなる飛躍を模索していたところ、イトーヨーカ堂のネットスーパー撤退に伴い相対的に小さい投資で新横浜センターを承継できる見通しが立ったことから、自社のセンター開設を決断した。取得額は非公表。建物の1~3階を使用。
岩崎社長は「現状の店舗型ネットスーパーには課題が多い。基本的に狭いバックヤードの作業では改善の余地も限られる」とし、「センター型によりキャパシティを拡大することで、店舗型に比べて生産性が約5倍高まるというデータもある。既存の店舗がないエリアへ配送できるようになるし、店舗型では難しかった午前中など配送枠(時間帯)の拡大も可能になる。新たな品揃えや定期購買などのサービスにもつなげたい」と意欲を示した。
また「相手先のことなので詳細は触れられないが」と前置きしつつ、「イトーヨーカ堂のセンターは仕組みやマテハンなど本当に素晴らしい施設。
もう一方の出店エリアである近畿圏での展開については「まずは関東で成功することが重要。ノウハウを積み上げた先に検討できれば」と話した。