セイロン紅茶を広くPRすることを目的としたチャリティーオークション。紅茶の販売による収益は、プランテーション労働者や小規模農家、子供の教育、医療を対象とした茶部門のCSRプロジェクトに使用される。
開催に先立ちコロンボ紅茶取引競技会のアニル・R・クック氏は「チャリティーオークションは、スリランカ紅茶の国際市場での認知向上と紅茶産業の品質向上が目的。スリランカと日本の両国は友好関係にある。紅茶購入によりスリランカの一人の子どもや農園の支援につながる。世界最高峰のスリランカ紅茶が次世代を担う子どもたちを支援できることはありがたい」と挨拶した。
会場には27ロットの紅茶のテイスティングコーナーが設けられ、バイヤーは買い求める紅茶を試飲し、目星をつけてからオークションに参加。ヌワラエリアから始まり、ウバ、CTC紅茶と次々と競売にかけられ、バイヤーは買付金額を書いた用紙を箱に入れて投票。27ロットのうち最後の3ロットはスリランカ伝統のアウトクライ方式で行われ、バイヤーはロット別に買付金額に声であげ、最高額はハンマーをたたいて決定した。
27ロットの競売終了後、サプライズとしてロットナンバー25の「ニュービターナカンダ茶園 FBOPF EX SP ロット10kg」の10㎏125万円落札は、紅茶の世界最高金額という報告があり、ギネス世界記録認定公式認定員から認定書が手渡された。
左から日本紅茶協会の秋庭浩平専務理事、ピヴィトゥル・ジャナック・クマーラシンハ駐日大使記者会見でティーボード代表してスリランカ振興部長は「スリランカでは高品質紅茶を好む日本の期待に応えるため、厳格な品質基準で対応しており、安心してセイロン紅茶を楽しんでほしい」と挨拶。ピヴィトゥル・ジャナック・クマーラシンハ駐日スリランカ大使は「日本とスリランカは文化的パートナーシップで繋がっている。オークションはセイロン紅茶の最高に品質と善意の精神を示したもので意義深い」とし、日本紅茶協会の秋庭浩平専務理事は、「短期間の準備によりティーオークションが成功裏に終わり、スリランカのパワーを感じた。イベントを通してスリランカ紅茶をなんとか世界各国に広げたいとい想いがヒシヒシと伝わってきた」など語った。

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