清酒「久保田」40周年 渋谷で飲み手をつなぐ 体感イベントにファン行列
特別価格の飲み比べセットが人気
 朝日酒造(新潟県長岡市)は、清酒「久保田」の発売40周年を記念し、ポップアップイベント「KUBOTA CONNECTIVE TIME」を東京・渋谷スクランブルスクエアで開催した。

 取材に応じた牧野恭常務取締役は「これまで支えてくださった『久保田』ファンに魅力を再発見していただくとともに、渋谷という街で未来のお客様とも新たなつながりを持てれば」と話した。


 期間は10月30日~11月3日の5日間。会場では「久保田」全17種類を展示し、パネルで造りや酒質などの特徴を紹介。

 その中から今の季節に楽しめる「萬寿」「千寿」「翠寿」「スパークリング」など12種類の飲み比べセット(各15㎖×12)を特別価格500円で提供した。単品(各45㎖)も注文可能。一緒に楽しめる軽食(米粉でつくるイカ明太チヂミ、デミグラスミートボールなど)も用意。

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特別価格の飲み比べセットが人気 初日はオープニングと同時に「久保田」を求める愛飲家で行列ができた。牧野常務取締役は「日本酒は実際に飲んで体験していただくことが大切。そのおいしさやフードと相性が良いことを伝えたい」とコメント。

 「久保田」ブランドの近況については「『スパークリング』『にごり酒』などラインアップを拡充し、若い方に知っていただく機会も増えてきた。飲み手の嗜好は時代とともに変化する。これからも日本酒を楽しんでいただけるよう、より良い酒造りに励みながら、多様なニーズに応えていきたい」と述べた。

 「久保田」は1985年の発売当時、新たに淡麗辛口という日本酒の志向を前面に打ち出し、一躍全国有数の地酒銘柄に成長した。
2020年には初めてリブランディングを実施。商品ラインアップを拡充し、多様なニーズに合ったおいしさも追求している。
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