計2本のポテトチップス製造ラインと計1本の新機軸商品の製造ラインの導入を計画し、1本目のライン稼働後に、2本目以降が順次、新設・稼働される。
中部工場の立ち上げにより、生産能力増強や物流効率化、CO2排出削減などの効果が見込まれる中、ひときわ大きな期待感がにじむのが新機軸商品の製造。
11月10日、中部工場で完成記念式典が開催され、冒頭挨拶した佐藤章社長は「実はこの中部工場は日本スナックの進化にかかせない戦略商品を作る基幹工場にもなる」と力を込める。
左から佐藤章社長、永尾柚乃さん、中島健人さん 新機軸商品は、ポテトチップスの領域を超えて、食の簡便化・個食化・分食化へ対応する料理のような味わいのセイボリー(甘くない)スナックを予定。“新感覚ご褒美パイ”としてこの秋に新発売した「生・チー メルティーチーズ」の延長線上で、より食事に近づけた商品が予想される。
「既存のフライヤーが使えず今までとは全く違う製造ラインにすべく手探りで取り組んでいる。現在、最終コーナーを回ったところで来春には発表したいと思っている」との考えを明らかにする。
ポテトチップスの製造能力は1時間で1500キロ。当面は15時間稼働し来夏をめどに3直稼働(20.5時間稼働)する。
じゃがいもは140基(1基1.4トン)のコンテナで受け入れている。
コンテナから製造ラインに投入されたじゃがいもは、皮むき・切断・スライス・湯洗いを経てフライの工程に入る。 「スティックやフラットなど様々にカットでき40~50種類程度を作ることができる」と脇淵健二中部工場工場長は語る。
10日に新発売した同シリーズの「飛騨牛炭火焼」は飛騨牛を使用した商品。
新井美彩執行役員マーケティング本部副本部長マーケティング部部長は「岐阜の皆様と連携していく中で江崎禎英岐阜県知事からも“肉の脂の甘みの再現性が凄く大事”という貴重なアドバイスをいただいき、最後、味覚の改良をして発売させていただいた」と振り返る。
岐阜名物の鶏ちゃん、朴葉味噌、飛騨牛串焼きのフレーバーなどを使ってオリジナルポテトチップス作りが体験できる「湖池屋GOGO!ファクトリー」も併設する。
式典では、ゲストに招かれた中島健人さんと永尾柚乃さんがオリジナルポテトチップス作りに挑んだ。
中部工場は、関東工場(第一・第二・第三)、京都工場、シレラ富良野工場、九州阿蘇工場に続く5工場目となり、中部エリア初の拠点を構えたことで輸送距離の削減を見込む。
柴田大祐常務執行役員生産本部兼R&D本部本部長は「東日本にある工場でポテトチップスの約7割を作っており、販売が(東日本と西日本で)半々だとすると、東から西への物流が発生する。中部地方に工場を建てることで生産キャパと販売キャパが一致し、物流を抑制するとともにCO2も削減することを目指している」と説明する。
物流効率面では、コンテナ・パレット業界でナンバー1の特許件数を誇る三甲と共同で全パレットの企画を統一してパレット輸送の幅を広げていく。
「中間輸送はもちろん納品や配送もパレット化することでドライバーの労働環境改善に努めたい」と意欲を示す。
佐藤社長は「まず中部工場から取り入れて、他の工場にも導入していく。(RFIDタグのパレットが)全量になったとき、どの販売チャネルにパレットが届けられ戻ってくるかが分かるようになり一番効率的な運び方を追求できる」と期待を寄せる。
中部工場は、同社初となる物流倉庫併設型工場でもある。トランコムの物流倉庫を併設し、中部工場からコンベアでつないで製品を移動させることで中間輸送ゼロを実現した。

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