イタリア大使館貿易促進部は20日、イタリア政府が全世界で展開する「食」のプロモーション「世界イタリア料理週間」の一環として、イタリア料理アカデミーの協力により東京・千代田区丸の内のイタリアレストラン「アンティカ オステリア デル ポンテ」でプレスランチ会を開催。ランチ会ではステファノ・ダル・モーロシェフが今回のテーマであるイタリア料理に欠かせないオリーブオイル、ワインビネガー、バルサミコ酢、海塩などの調味料を使った料理を説明しながらコース料理を振舞った。


 ランチ会の中で伊大使代理は「伝統的なイベントである世界イタリア料理週間は、イタリア料理を世界に広く知ってもらうためのプロモーションで、健康・文化・革新がテーマ。伊料理は単なる食べ物ではなく、料理を通して交流が生まれる。これがイタリア料理をユネスコ無形文化遺産に登録申請した理由だ」とコメントを発表した。

 アカデミー東京支部代表は、「調味料は伊料理の基本であり、種類が多く、地域の象徴だ」とし、大使館農業促進部代表は、「日本には20,000軒以上の伊レストランがあるが、東京だけでも5,000軒以上に達し、国外では最も多い。日本は大切なパートナーである」と説明。最後に大使館貿易促進部のジャンパオロ・ブルーノ部長は「伊農産品は伊経済の牽引役を担っている。24年度の輸出額は前年比7・5%増、25年度前半も6%増で推移。日本は戦略的市場。イオンなどの流通の協力で交流が促進され、展示会を通して認知度が高まっている。日本は伊料理の品質、原産地に高い関心をもっており、プロモーションを通して消費者の期待に応えることを願っている」と挨拶した。

 なお大使館貿易促進部は「第10回世界イタリア料理週間」プロモーションの一環として11月24日から12月7日まで、イタリア料理アカデミーとカーディナルの協力によりイタリアンレストランとしゃぶしゃぶ専門店で、調味料を活かした独創性あふれるメニューを提供している。
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