児童たちは2時間枠で「かつお節」と「雑穀」の授業に出席した。1時間目は林久右衛門商店の幹部がかつお節の歴史やかつお節ができるまでの製造工程や効能、かつお節を使った朝食活用レシピを説明。後半はかつお節の削り方を教え、児童たちは一人ひとりかつお節削りに挑戦し、削ったかつお節を試食した。
2時間目ははくばくの社員が大麦とは何かや、大麦の効能や食べ方などを紹介。また、大麦を使った「ごま油香る塩コンおかかおにぎり」を試食した。児童たちは今回の授業を通じてかつお節や大麦の知見を楽しく学ぶことができて大満足の様子だった。
日本アクセスでは2014年から流通の過程から食を学ぶ小学生への社会科見学を行っている。食文化を身近に感じてほしいと2014年から料理教室、2018年から乾物を使った食育授業をスタート。小学校高学年を対象に、日本の伝統食材である乾物を使った食育授業を実施している。この小学生を対象とした食育授業は、同社の強みである「乾物」をテーマに毎年継続して行っている社会貢献活動の一つとなっている。
活発に手が挙がった 食育授業ではAK研(アクセス乾物乾麺市場開発研究会)と連携し、AK研の会員メーカーと協力して授業で使用する乾物の食材提供や授業の講師として登壇してもらうなど業界一体での取り組みに注力している。
2023年度は同社の設立30周年を記念して初めて全国5エリアで実施。
「次世代を担う児童たちに『食』の楽しさや大切さ、日本の伝統食材『乾物』を知ってもらうことでエシカル消費の担い手になってもらいたいとの思いを込めて食育授業に重きを置いている。今後も食育授業を継続していくことでサステナビリティ活動を推進していく」(日本アクセス広報・サステナビリティ推進部)としている。

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