2024年は、価格改定により金額成長した反面、値頃感を失ったことで販売数量は減少したとみられる。
全日本菓子協会によると2024年チョコレート市場は小売金額で前年比4.5%増の6312億円、生産数量で3.6%減の23万1477トンと推定。
インテージSRI+では24年販売金額は5.6%増の4374億円を記録。これを牽引した高カカオは14.2%増の312億円に達したものの、今年6月以降に失速。これにはコストプッシュによるさらなる価格改定が実施されたことで販売数量減少による販売金額の減少を招いたためとみられる。
チョコレート市場 出典:インテージSRI+ この動きについて、インテージ市場アナリストの木地利光氏は「急激な値上げにより割高感から買い控えが起き販売が大きく落ち込んでいることがうかがえる」との見方を示す。
高カカオチョコレートや無垢チョコレートは、カカオ原料の使用比率が高く、植物油脂の代替が難しいことから、カカオ豆高騰の影響をもろに受けやすいカテゴリとされる。
一方で、カカオ原料の一部を植物油脂で代替するなどしてカカオマスとココアバターの使用量を抑えた商品やチョコレートがけのビスケットなどチョコレート周辺カテゴリが活性化した。
インテージSRI+によると、今年1-10月のチョコレート販売金額は8.1%増の3779億円。カテゴリ別では高カカオが5.2%減の244億円と落ち込む反面、高カカオ以外は9.1%増の3535億円と拡大した。
24年のチョココンビ販売金額は19年比36.5%増、前年比2.2%増の490億円。ビスケット&クラッカー販売金額は近年右肩上がりで成長し24年は前年比6.1%増の2662億円、今年1-10月には9.6%増の2374億円を記録した。
この動きについて木地氏は「サンドビスケット、パイ、マキセンでもチョコやココアのクリームを活用した商品の寄与がみられた。とりわけ好調なマキセンは、サクサクとした食感含めて支持されている」と説明する。
足踏み状態にある高カカオチョコレートや無垢チョコレートも、健康志向や贅沢ニーズに対応して一部で善戦の動きもみられる。最需要期に向け、買いやすい容量帯の商品や高付加価値商品の投入によって市場を再び賑わす可能性もある。

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