正月、いただいた年賀状で琴線に触れるのはやはり手書きのもの。一方で少し淋しく思うのが年賀状じまいの知らせ。
SNSで挨拶できるから不要とのことだが先日、AIで生成したというジョッキー姿(午年ということで)に扮したデジタルの年賀状がLINEに届いたが、何の感慨もなく、逆に違和感というか気色悪さを感じてしまった。

▼年賀状の減少は忙しいからというよりもSNSなど情報伝達手段の発達・多様化が要因に思う。例えばSNSで初日の出の写真とともに言葉を添えればローコストで手間暇かけずにコミュニケーションはそれなりに成立する。

▼SNSは便利ではあるものの、学習の理解度や記憶の定着において手書きの効能が言われているように、コミュニケーションの深さにおいても多少なりとも手間暇かけた年賀状に分があるような気がする。

▼デジタルシフトで紙離れが進む新聞業界。新製品発表会の場でもインフルエンサーの姿を目にする機会が多くなった。紙復権には、SNSでは成しえない新聞ならではの見せ方や構成、生成AIの年賀状で感じられた違和感が突破口になるかもしれない。
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