繋げる、繋げる、繋げる  たこ焼きコミュニケーション足掛かりに  TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ
「スタジオたむろ」では、月に3日間限定で「たこ焼きTAMURO」がオープン
 都内・学芸大学前から10数分歩いた閑静な住宅街の一角。「スタジオたむろ」では、月に3日間限定で「たこ焼きTAMURO」がオープンする。
本場・大阪のたこ焼きをリーズナブルな価格で楽しめ、SNSによる情報発信もあり若年層の経営者を中心にした交流サロンとして認知が拡がっているようだ。

 同スタジオはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木本さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

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「スタジオたむろ」では、月に3日間限定で「たこ焼きTAMURO」がオープン 営業日は木本さん自らが客を迎え、調理は山口吉隆さんが担当する。山口さんは「軍鶏(SHA・MO)」のYOSHとして活動するミュージシャン。台湾でたこ焼き店を経営した経験から店舗運営を手伝っている。木本さんにたこ焼き店開業までの経緯と今後の活動について訊いた。

 ― たこ焼きTAMUROの開業の経緯は。

 木本 皆さんご存じのように色々なことがありました。現在このスタジオをベースに色々な活動を行い、再出発しています。再出発しようと決めた時に僕が考えたのは、人と人を繋げること。


 相方を含め僕がやらかした後でも、応援いただける方がいた。本当に感謝しています。この感謝の気持ちを社会にどうやって還元するか。僕は人と人を繋げたいと思った。実のところ、たこ焼きはあくまでコミュニケーションを拡げるための切り口なんです。

 ― 大阪出身だからたこ焼きなのかと思いましたが。

 木本 関西出身なので、たこ焼きはもちろんソウルフードです。大坂での若手時代、事務所前に美味しいたこ焼き屋があって毎日食べていました。その味は僕の青春の味。たまたま、その店の味を再現できる方と知り合い、手伝ってもらえることになったのが開業の発端です。

 僕の青春の味を楽しんでいただくことが、コミュニケーションのきっかけの一つになればと思いました。大阪のたこ焼きは粉もだしも違いますから。
ですからたこ焼きで商売する、というのではなく、たこ焼きをみんなで食べながらわいわい交流することが狙いです。

 ― たこ焼きを調理するYOSHさんとの出会いは。

 木本 TKOとして二人で活動できる場を失ったとき、再出発を期して47都道府県のツアーを計画しました。それまでは事務所に所属していたわけですから全て自分たちでやらなければならない。地域によってはベンチでチケットの手売りをするとか、これまで経験しなかった苦労もありましたが、各地で色々な人たちが支援を買って出てくれた。

 九州でのツアーの際に手伝っていただいたのYOSHさんもその一人。面識もなかったけれど、僕が好きだった大阪のたこ焼きを再現できる人で、コロナ以前には台湾でたこ焼き店も営業していたと聞き、限定3日間のたこ焼き店開業に繋がりました。

 ― 木本さん自身の調理体験は。

 木本 喫茶店でのアルバイト経験もあって簡単な料理はできます。家庭で作るたこ焼きも大坂人なので出来ますが、火力も鉄板の熱も違う業務用は難しい。これはできひんなと思います。職人の技術はすごい。
店の調理はプロに任せています。

 ― お薦めメニューは。

 木本 「岩塩」「特製ソース」「だしたこ」ですね。「だしたこ」は、明石焼きとは少し違いますが、だしの中にそのままたこ焼きを入れて少し崩しながら食べる。「ラー醤油」も美味しいです。

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お薦めメニューは「だしたこ」「岩塩」「特製ソース」
お薦めメニューは「だしたこ」「岩塩」「特製ソース」 ― たこ焼きはあくまでコミュニケーションのきっかけと言われました。

 木本 僕の本業は人を繋げることだと思っているし、飲食のプロではありません。たこ焼き屋については、やりたい方がいるので「たこ鬼」というブランド名で今後FC化を目指すことになりますが、僕が関わる予定はありません。

 僕としてはたこ焼きから始まり、色々な仕事の話も膨れ上がってきているのがありがたい。例えばニュージーランド産の美味しいムール貝を紹介していただき、店で提供していますが、このムール貝の美味しさをどのようにして広く認知させるのか考えています。僕一人で考えるのではなく、交流会を通じこうした事も一緒に考えるチームを作りたい。

 ご存じのように投資トラブルがあった時から僕の価値観は変わった。
稼がないとダメですが、投資で大きく稼ぐことよりも、仲間が集まって一つの形を作り、それぞれが適度に利益を確保できる仕組みを一つ一つ作っていきたい。アニメの「ワンピース」のような形が理想です。

 ― 経営交流会について教えてください。

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交流会の開催を通じコミュニティ作りに面白みを感じましたし、結果として経済活動を活発にすることもできる
交流会の開催を通じコミュニティ作りに面白みを感じましたし、結果として経済活動を活発にすることもできる 木本 スケジュールに合わせ、毎月営業日のどこかで開催しています。僕は、MCとして場を作るだけ。芸人の大部屋も同じですが、皆で交流しようとしてもテーブルによってコミュニケーションの強弱があるので、会話が進まない場合には、僕が入って働きかけます。せっかく参加してもらったのに何の交流もなかったらもったいないですからね。

異業種交流をテーマにするときもあれば、お客さんに要望されて「建設業」「不動産業」に特化した交流会を開催してみたらこれも面白かった。

今後、飲食業界や食品業界、美容業界などの交流会も考えています。僕はエンタメに属する人間だけど、出会いの中で僕自身の仕事にも繋がることもあると思います。

現在の関心は、このスペースを拠点に面白いことをすること。情報発信を通じてTVのレギュラー番組を取りに行くみたいな気持ちはなく、自分が情報発信する場所はここだと思っています。


― 活動の幅も更に広がっているようです。

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投資でやらかしてしまった人間ですが、もう一度夢中になれることを2年かけて発見しました。
投資でやらかしてしまった人間ですが、もう一度夢中になれることを2年かけて発見しました。 木本 交流会の開催を通じコミュニティ作りに面白みを感じましたし、結果として経済活動を活発にすることもできる。そこで「K団連」というYouTube番組を立ち上げ、法人としても登記しました。前述した全国ツアーで僕たちを助けてくれた企業、経営者の方との繋がりを活かし、誰かが新規事業を立ち上げる時にマッチングできる場を全国に、と考えたらオンラインサイトに行き当たりました。

タレント時代に知己を得た方で、今もお付き合いいただいている方もいます。木本がやっているなら、と応援いただけるのはありがたいこと。僕がバイプレーヤーとなってそうした方々と新しい実業家を繋げられたらと思います。

投資でやらかしてしまった人間ですが、もう一度夢中になれることを2年かけて発見しました。人と人を繋げることです。その過程を全てYouTubeでも見てほしいし、直接店にも見に来てほしいと思います。
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