全日本はちみつ協同組合(水谷友彦理事長)は20日、都内のホテルかずさやで「新年顔見せ会」を開催した。当日は組合企業および蜂産品関連団体が出席し新しい年を祝った。


 水谷理事長は冒頭、国内外の社会変化を昨年を振り返るとともに、「輸入依存度がが高いこの業界にとって、現在の円安は厳しい商環境。再値上げが必要になるかもしれない」とし「一方首相発言もあり日中の関係変化が生じている、我々は日中蜂産品大会を通じ30年に及ぶ交流で良好な関係を構築してきた。丙午は勢いとエネルギーに満ちた活動の年。課題は多いが一致団結し乗り切っていきたい」と呼びかけた。

 続いて蜂産品団体の三氏が登壇し来賓祝辞を述べた。

 渡辺雄二・全国はちみつ公正取引協議会会長は、協議会の取り組みとして消費者庁へ中国現地充填品の一部製品について情報提供、農林水産省へ外来アミラーゼ検査法のJASでの採用の働きかけ、公正競争規格の見直しについて説明し周知を呼びかけた。

 山田務・全国ローヤルゼリー公正取引協議会会長は「先般の地方選挙で、落選候補を推していた首長の反省の弁で感じたことがある。現場の声を聴くことだ。全国ローヤルゼリー公正取引協議会は全国に会員がいる。会員の声を直接聴き業界の成長に尽力していきたい」と述べた。

 光富裕次(光富会長)・日本蜂蜜輸入商社協議会会長は「蜂蜜の世界市場は2024年で94億ドル。2032年には1・5~1・6倍に成長すると見込まれている。
健康の高まり、自然食品の需要増が背景にあり、年率6%の成長が見込まれる。一方で国際秩序の不透明感もある。蜂蜜は人々に幸せと安らぎを与える食品。困難な時代だからこそ蜂蜜業界の果たすべき役割は重要だ」と訴えた。

 会はその後小林昭文副理事長の乾杯の時で祝宴に入り、参加者が和やかに懇親した。

 なお、同協同組合は昨年10月に岡山で日中蜂産品大会を開催。中国側の参加者数は70名と過去最大の規模となった。次回開催地は福建省福州市で10月に予定している。
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