2025年12月22日、取材に応じた鈴木太郎社長が明らかにした。
このほど参加したオークションについて、鈴木社長は「1キロ約450万円と24年の約3倍に跳ね上がり、ビット(入札)額が7000万円まで積み上がった段階でハッと我に返りパナマの生産者にSNSを通じて『ギブアップ』のメッセージを送った」と振り返る。
同社は2015年からは10年連続で1位の最高級ゲイシャコーヒーを落札。昨年は、1キロ約160万円の豆を2種類(ウォッシュドプロセスとナチュラルプロセス)20キロずつ計40キロを約6400万円で落札した。
「今回、20キロずつ購入すると9000万円を超えてしまう。9000万円あれば新店舗を2軒オープンできると考えた」と語る。
今年、新店舗2軒のオープンのほか、コーヒー豆の長期保存や店舗省人化のための設備投資を予定する。
2025年競技会で優勝を果たした。飯髙亘(いいだかわたる)選手:左と 本間啓介(ほんまけいすけ)選手:右 鈴木社長が「落札を断念したお陰かもしれない」と前向きに捉えて結びつけるのは社員バリスタの快挙。
9月、「ジャパンバリスタチャンピオンシップ(JBC)」で本間啓介バリスタが優勝し、「ジャパンブリュワーズカップ(JBrC)」で飯髙亘バリスタが優勝した。同じ企業が2つの競技会で優勝するのは日本では史上初で世界でも3例目という。
「二人とも世界一を目指せるようにギリギリまでバックアップしていきたい。我々もサポートを通じて『本当においしいコーヒーとは何なのだろう』と改めて見つめ直すことができ、とても有難い機会だと思っている」と笑みを浮かべる。
今後は深煎りのスペシャルティコーヒーを再構築していく。おいしいパナマゲイシャコーヒーを引き続き追い求めながら、他の品種や産地にも目を向けていく。

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