全日本スパイス協会は1月23日、都内で新春賀詞交歓会を開催した。生駒晴司理事長(ハウスギャバン社長)は主催者あいさつで、安定購買や安定供給に向けて取り組むべきことの一つとして「価格競争から価値創造へシフトしていくこと」と指摘。
「製品の価格を自ら下げる行為は控えるべき」とし、「安くならないと買っていただけない状況を自ら作り出すことはもうやめましょう」と呼びかけた。

 生駒理事長は、協会自体や加盟企業のリスクと課題について「安定調達、安定購買と安定供給にリスクを抱え始めている企業が多いのではないか」としたうえで、その背景として「生産国でのスパイスの生産量が落ち始めていること」を挙げた。

 生産量減少の要因として、地球規模で気候変動が激しくなっていること、生産国の経済水準や文化水準が上がり、農業に従事する人が減り始めていること、生産国の施策として、スパイスよりも収益の上がる農作物への作付け変更が進んでいることを挙げ、「その中でわれわれがどう動いていくかが重要」と述べた。

 生駒理事長は、安定購買、安定供給に向けて取り組むべきことの一つとして「いろいろなステークホルダーの方々に、スパイスの置かれている現状、われわれの調達状況を正確に確認していただくこと」と指摘。もう一つとして価格競争から価値創造へシフトする必要があると強調した。

 新春賀詞交歓会の懇親会には、協会役員や加盟会社の関係者に加え、来賓として農林水産省、消費者庁、食品産業センター、日本乾燥野菜協会、日本からし協同組合、日本加工わさび協会、全日本カレー工業協同組合の関係者も出席。懇親を深めた。懇親会に先立ち開かれた記念講演会では、消費者食品衛生基準審査課の担当官が最近の食品衛生基準行政の動向について講演した。
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