全部門による総合提案は「中村角式 夏の攻略法」のタイトルで、今年も予想される猛暑を見据えた。5月から10月までを“3つの夏”に分け、アレンジを変えてそれぞれの期間に提供。例えば汁なし担々麺の場合、前半はトマトを加え初夏らしくさわやかに、真夏はスパイスでしびれる辛さに、後半は秋らしい素材をトッピング。「夏の中で変化をつけ、売場をマンネリ化させない」(営業企画部)狙いがある。
来場した得意先からは「特に初夏の売場をどうするか困っていたので助かる」といった声が聞かれた。
中村一朗社長は「気候変動により農水産物の不作の影響が懸念される。一方で、短期的には変化する夏場に向けたメニューや売り方をいかに提案するか。常に問題意識を持つことが大事だ」と話している。
業務用食品ブースでは買物客が麺、スープ、トッピングを選べる「カスタム麺」を紹介。「外食のセルフうどんを惣菜コーナーで展開するイメージ」と担当者は説明する。売る側にとっては作業の手間が省けると同時に、トッピングによる単価アップも期待できる。
常温食品では規格外のトマトを有効活用した「京のお野菜ジャム」(V&V・京都府)、つけ置き洗いや土鍋焙煎といった手間のかかる方法で製造した「ボタニカルコーヒー」(ブルーオーシャンネクスト・鳥取県)など、特徴のある商品が並び注目を集めていた。
中村角のオリジナル商品コーナーでは、前回好評だった「藁焼きサーモン」を載せた押し寿司、一番人気の「ぶちうまい焼そば」に続く「ぶちうまい天かす」の試食を用意。来場者の声を聞いて今後の商品化に生かす。

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