秋ごろ耳にした暖冬予報は気のせいだったろうか。そんなことを思いながら寒風吹きすさぶ屋外から中に入ると、そこは夏の様相だった。


▼今年も年明けから、食品卸による展示会が各地で開かれている。例外なく注力するのが夏向けの提案。当然、昔ながらの夏ではなく、四季の概念が変わり猛暑、酷暑と言われるのが当たり前になった最近の気候を意識したものだ。今年注目された一つが凍らせるめんつゆ。メーカーは「販売は常温なので、エンドでそうめんと関連販売しやすい」とアピールする。

▼暑さは厳しくなっただけではない。長くなった。惣菜売場を狙う業務用卸は、5月から10月までの半年間を「夏」と捉える。ベースは同じ冷し麺で2か月ごとにトッピングを変えて提案。前半はレモンやトマトでさわやかに、真夏はスパイシーに、終盤はきのこなどを加え秋らしさを演出。特に5、6月や9、10月の売場作りに困っているというバイヤーが多く好評だった。

▼冬の気候は読みづらいが、今年も夏が暑く長くなるのは必至。
商機は初めと終わりにあるかもしれない。
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