森永製菓の森信也社長が小学校で出張授業 SDGsや食育活動の「自分ごと化」率先垂範
芝浜小学校の児童らと森信也社長(前列中央)
 森永製菓の森信也社長COOは2月6日、港区立芝浜小学校で講師役を務め、社長就任後初となる食育活動の出張授業を行った。

 この日、題材としたのはカカオ産地の子どもたちを支援する「1チョコfor1スマイル」。
子どもたちに、チョコレートを通じてSDGsを自分ごと化していくことを目的とした。先生役を務めたことについて、森社長は「子どもたちに身近なチョコレートを題材にSDGsを自分ごと化して理解を深めてほしいと思い授業を行った。私も食育活動を自分ごと化したいと考えた。社員も当社の食育活動に注目して自分ごと化してほしい」と語る。

 出張授業の内容は、チョコレートの原料であるカカオの産地やカカオ産業をめぐる児童労働問題やカカオ農家の貧困といった社会課題について学び「誰一人取り残さない」というSDGsの目標について考えるというもの。5年2組の生徒29人は森社長の説明に真剣な眼差しで耳を傾けていた。

 森社長の授業の合間に、植竹麻衣子コーポレートコミュニケーション部社会貢献グループマネジャー兼森永エンゼルミュージアムモリウム館長は、カカオの主要生産国・ガーナについて紹介。映像を用いながら自身が現地で見聞きしたことを語りかけた。

 授業を終えた森社長は「子どもたちはSDGsの考え方の土台があるせいか、『自分たちだけではなく協力して解決していく』という本質的なことを感じながらワークしてくれたようでとても感心した」と述べる。

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芝浜小学校の児童らと森信也社長(前列中央) 港区立芝浜小学校の宮﨑直人校長は「授業の様子を見て、4年間見てきた子どもたちがここまで考えられるようになったのかと感慨深いものがあった。今回の出張授業は、日々の授業で学んできた知識と経験が結びついたり、興味関心が広がったりするきっかけになったのではないか」と感謝の意を表する。

 森永製菓は2017年から、累計で約1万3000人の児童に出張授業を実施。
協力会社も含めた従業員の手挙げ制度で先生役が決まり、現在は年間約50校で授業を行っている。

 同社は出張授業に加えて、「森永エンゼルミュージアムMORIUM(モリウム)」と鶴見工場の見学ツアー、「キッザニア東京」でのブース出展を含め、2024年から26年の間で20万人に食育活動を実施することを目標としている。

 現在はこの途上にあるが、見学ツアーの申し込みがうなぎ上りで「すでに目標の20万人近くの方に食育活動を体験していただけている」という。

 今後も「こういった取り組みを強めていきたい」と意欲をのぞかせる。

 「1チョコfor1スマイル」も継続強化していく。「チョコレートを販売しているわれわれにとって、カカオの栽培をしていただいている場所の支援は一つの核となる活動。今年で活動18年目となり、今年度で寄付金額は累計3億5000万円を超える見込み。当初は対象となる商品や期限が限られていたが、活動を広げて徐々に認知度も上がってきている。今後も取り組みをより広げるとともに、『森永製菓がこんな活動を行っている』と皆さまに知っていただきたい」と力を込める。
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