日清オイリオグループとキユーピーは、両社の協働による成果として国内で初めて、油付きPETボトルからの水平リサイクル(ボトルtoボトル)を一部商品で開始する。

 両社の工場から排出された油付きPETボトルの再生材料を、新しいPETボトルの一部に再利用する。
日清オイリオは「日清ヘルシークリア」など800gPET商品の一部で3月から順次販売、キユーピーは「深煎りごまドレッシング」などドレッシング4品で4月から一部店舗において数量限定で順次販売する。

 これまで、油が付着したPETボトルはリサイクルの洗浄工程で油が残り、再生材料の品質に影響を与える懸念からリサイクルの仕組みが社会的に実装されてなかった。

 この課題に対して、日清オイリオはキユーピーと24年5月から協働を開始。長年、油に向き合ってきた知見を生かした技術検証の結果、特定の資源循環スキームにおいて油付きPETボトルから再生した容器の品質に問題がないことを確認。その成果は、26年2月発行の日本包装学会誌に論文掲載された。

 今回は、日清オイリオとキユーピーの製造工場にて排出された油付きPETボトルを回収し再生材料を作り、その再生材料を一部使用して新しいPETボトルを作り、再び商品として届けることで、確実な資源循環の第一歩を踏み出す。

 今回の取り組みは、今後のプラスチックの資源循環の可能性を広げる取り組みとしても注目される。両社では「これからも油付きPETボトルの水平リサイクル(ボトルtoボトル)の取り組みを広げていくとともに、その他の用途に活用する可能性についても幅広く検討し、最適な資源循環スキームの構築を目指していく」とした。
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