中部を地盤とする総合食品卸トーカンと国分中部の持ち株会社・セントラルフォレストグループ(CFG)の第2次長期戦略が今期(26年12月期)からスタートした。今後5年の長期ビジョンに「『卸』を変える。」を掲げ、卸のビジネスモデル変革に挑戦。
グループ重点方針として▽流通の森の実現に向けたアライアンスの推進▽未来志向による成長領域の拡大▽卸機能の高度化と仕事のスマート化▽サステナビリティと事業の融合――の4点に取り組んでいく。

 新長期ビジョン「『卸』を変える。」は、食品・酒類卸の長年の課題である低利益率からの脱却や、物流問題等によるコスト増という構造変化への対応、消費者・ライフスタイルの変化、テクノロジーの進化などを踏まえた新たな成長領域の拡大等を進めることで、収益性の高いビジネスモデルに変えることが狙い。

 「食をめぐる流通の変化を変革の機会と捉え、成長し続けることがテーマ。シンプルでありながら、強い意思を込めた」(永津嘉人社長)とする。

 グループ重点方針の「流通の森の実現に向けたアライアンスの推進」では、卸、メーカー、小売、物流業者など食の流通に同じ想いを持つ企業とのアライアンスを推進。M&Aも含めグループ化や協業・協働の輪を広げていく。

 「未来志向による成長領域の拡大」では、既存の事業領域や慣習にとらわれず、次の新たな柱となる事業・取り組みを模索するもの。事業会社それぞれで進めている地域共創活動や、オープンイノベーション拠点「STATION Ai」に入居(トーカン)してのスタートアップとの交流なども、新たな事業領域の探索・開拓や既存事業の付加価値向上、サステナビリティと事業の融合などにつながっていく。

 CFGの第1次長期戦略「アクセル2025」(21~25年)では、継続して増収増益を達成。売上高は5年間で約21%増、経常利益率は21年の0.4%から25年は0.9%までアップした。新長期ビジョン「『卸』を変える。」の実現で、さらなる上を目指す。
編集部おすすめ