ポッカサッポロがドレッシング市場に本格参入 「ポッカレモン食彩」で「ポッカレモン100」では取り切れない層にアプローチ
加藤貴義氏㊧と室晃司氏
 ポッカサッポロフード&ビバレッジは、新ブランド「ポッカレモン食彩」を立ち上げてドレッシング市場に本格参入する。「ポッカレモン100」では取り切れない層にアプローチして生活者との接点拡大を図るのが狙い。


 2月17日、説明会に登壇した室晃司マーケティング本部ブランドマネジメント部担当部長は「『ポッカレモン100』ブランドは2027年に発売70周年を迎えるため、来年に向けブランド価値を強化しお客様との接点を拡大したい」と力を込める。

 同ブランドの新商品は「レモンとオリーブオイル」と「クリーミーレモネーズ」の2品。いずれも3月2日に発売する。

 「レモンとオリーブオイル」は、2017年から販売しているレモン調味料「塩とレモンとオリーブオイル」の好評を受けブラッシュアップした商品。レモン果汁、レモンピューレ、レモンオイル(香料)を使用している。

 「クリーミーレモネーズ」は、「ポッカレモン100」とマヨネーズを混ぜて使用する消費者が多いことに着目して開発され、レモン果皮、レモン果汁、レモンピューレ、レモンオイル(香料)を使用している。

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加藤貴義氏㊧と室晃司氏 加藤貴義マーケティング本部ブランドマネジメント部マネージャーは「競合のレモンフレーバーのドレッシングと比べて、どちらもレモンの原料をふんだんに使っている点が強みだ。市場でまだ本数は少ないものの、柑橘系フレーバーのドレッシングが伸びている点も追い風」と捉えている。

 ドレッシング市場で高価格帯の商品が増えている点にも着目した。

 「消費の二極化で、普段はPB商品やお手頃な商品を使い、ハレの日は高価格帯の商品を使う方が増えているようだ」と室氏はみている。

 「ポッカレモン100」ブランドの2025年の売上は、過去最高の約80億円を達成。好調の要因には、2024年9月に「高めの血圧(収縮期血圧)を下げる」をヘルスクレームとする機能性表示食品へ刷新したことを挙げる。


 加藤氏は「われわれが想定していた以上に機能価値でお客様を獲得できており、裾野が広がっている。ただ、当社の調査では機能の認知率が16・3%とまだ伸びしろがある。機能を認知している人は、認知していない人よりも購入経験や6か月以内購入経験率が高い傾向にあるため、より多くの人に伝えていきたい」と語る。

 今後も高血圧予備軍をメーンターゲットに、4~9月には機能を伝えるTVCMを放映することでトライアルを促進。SNSや料理メディアで季節に合わせたメニュー提案をし、習慣化を目指す。

 レモン関連の市場について室氏は「レモンの関連商品が増え市場が拡大し、盛り上がっている。健康志向の高まりや、日本の長期的な亜熱帯化による酸味への注目は、レモンという素材にとって追い風になっている」との見方を示す。

 同社の2025年レモン飲料・レモン食品計の販売金額は前年比6%増を記録。2026年は前年比9%増を目標に掲げる。
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