アサヒグループ食品、イノベーション促す新拠点で「ミンティア」「和光堂」などの可能性最大限に開花 ブランド近接領域も開拓
川原浩社長(中央)、河口文彦マーケティング一部部長(左)、高橋岳春マーケティング四部部長(右)
 アサヒグループ食品は、国内食品事業の要となる東京・豊洲の商品開発センターでイノベーションを促し「ミンティア」「和光堂」などの主要ブランドに磨きをかける。

 2月27日、事業方針説明会に臨んだ川原浩社長は「既存のビジネスブランドについてポテンシャルを最大限に開花させることに取り組んでいく。
我々が良いと考えて世の中に提供している商品が十分に使われていない、あるいは商品が届いていないということに対して一定のリソースを使って実現していく」と意欲を示す。

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川原浩社長(中央)、河口文彦マーケティング一部部長(左)、高橋岳春マーケティング四部部長(右) この考えを推進する商品開発センターは、昨年、4つの研究拠点を集約して設立された2つの研究拠点のうちの1つで、BtoCとBtoB向け商品の開発を行っている。

 もう1つの拠点となる技術開発センター(茨城県守谷市)では、主に基礎研究を手掛けている。

 商品開発センターでは、1フロアに多くの実験台を設置して様々な実験を行っている。
 これにより「お互い、違うカテゴリの話が自然と聞こえてきて、目にすることもできる。そこで自然に生まれる会話や受ける刺激によって創発的な、イノベーションが生まれるような空間になっている」という。

アサヒグループ食品、イノベーション促す新拠点で「ミンティア」「和光堂」などの可能性最大限に開花 ブランド近接領域も開拓
「ぱくぱくプレキッズ」シリーズ
「ぱくぱくプレキッズ」シリーズ 商品開発センターにより各ブランドの近接領域の開拓にも挑む。

 「ブランドの近くの領域をしっかりと取り込んでいく。そのために同じブランドを使うのか、ブランドを分けるといった戦術の違いはいろいろあると思う」との考えを明らかにする。

 近接領域の開拓の先例に、昨年7月に和光堂ブランドから発売した幼児食「ぱくぱくプレキッズ」シリーズを挙げる。

 「ベビーフードで1歳半以降のお子様に向けて、栄養や食材に気をつけた商品をあまりやってことなかったことから『ぱくぱくプレキッズ』で新しいマーケットに参入していった。このような隣接領域はほかにもあると思っている」と語る。


アサヒグループ食品、イノベーション促す新拠点で「ミンティア」「和光堂」などの可能性最大限に開花 ブランド近接領域も開拓
「はじめてのフルーチェジュレ」
「はじめてのフルーチェジュレ」 各ブランドが持つ価値にも磨きをかける。

 今年、発売30周年を迎える「ミンティア」では、錠菓の基本価値強化による喫食・購入・携帯の再習慣化と新たな喫食習慣を創出する。

 4月6日には、リフレッシュの価値の拡張で新たな喫食習慣を創出すべく、ブランド初となる、ぶどう糖92%配合した目玉新商品「ミンティア+FOCUSクリアラムネ」を発売開始する。

 河口文彦マーケティング一部部長は「さらに多くのお客様にリフレッシュをお届けして過去最高の売上を狙っていきたい」と力を込める。

 ブランド誕生120周年を迎える和光堂ブランドからは、発売50周年を迎えるハウス食品の「フルーチェ」とコラボしたプレキッズ向けのジュレ「はじめてのフルーチェジュレ」2品を3月9日に発売開始する。

 コラボについて、高橋岳春マーケティング四部部長は「親子の大切な時間や優しい甘さ、おいしさといったところに非常に共感できた」と述べる。

 なお、同社は国内食品事業とともに、酵母や乳酸菌を海外に売り込むグローバル成長事業を事業の柱に据える。
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