インテージSCIデータをもとにした業界推計によると、25年度(4~3月)の家庭用チルド麺市場は食数、金額とも前年を上回る見込み。
物価高で多くの生活者が選別消費を強めるが、チルド麺は1食当たりの割安感が好感されたとみられる。誰もが想起できるおいしさをベースに、調理の手軽さ、商品バリエーションの豊富さも強みとなった。
マーケットへの追い風を確かなものとするためにも、26年春夏シーズンは試金石となる。
涼味麺では、成長余力のある即食タイプが注目の的。シマダヤはトップブランド「流水麺」の簡便性を生かし、若年層ユーザーの開拓に注力する。
1食入りの“パスタ”と“うどん”を新発売。“「♯秒速サラダめん」をキーワードに新規プロモーションやメニュー提案を展開し、スーパーのみならず、ミニスーパーやコンビニでの販売も目指す。
東洋水産は「つるやか」シリーズを強化。「そば」「稲庭風細うどん」「冷し中華 醤油だれ」の麺の食感を改良するとともに、新商品「冷し中華 ごまだれ」を追加する。
日清食品チルドは「日清のそのまんま麺」シリーズの拡販に注力。「冷し中華 醤油だれ」や「かつおだしぶっかけうどん」など、いずれのメニューもスープやつゆでほぐすだけの簡便性が特長だ。
汁なし麺への期待も大きい。日清食品チルドはお得感と話題性のある企画として、今年も“爆盛チャレンジ”を展開。「つけ麺の達人」と「まぜ麺の達人」に加え、新たに「日清Spa王 喫茶店のナポリタン」でも実施する。
東洋水産は、新シリーズ「まぜラボ」で「『珍々亭』油そば」と「『夢を語れ』豚まぜそば」を投入した。話題のまぜ麺と名店監修を組み合わせた。
名城食品は、「つじ田監修濃厚魚介つけ麺」を発売。東京屈指の有名店とコラボし、本格的な味わいを再現した。

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