赤城乳業 売上2%増、クリーム系が牽引 45周年「ガリガリ君」で需要喚起
「ガリガリ君ソーダ」(多言語パッケージ)
 赤城乳業は今春夏、「クリーム3兄弟」の育成強化と「ガリガリ君」の45周年施策に注力する。物価高や価格改定で数量が伸び悩む中、ブランドの強みと独自の遊び心を生かし、市場活性化を図る。


 2025年1~12月の売上高は602億円(前年比2%増)と前年を上回った。「モウ」「ソフ」「フロリダサンデー」の通称「クリーム3兄弟」が牽引し、高価格帯の「ガツン、と超みかん」も寄与したが、数量面では課題を残した。

 営業本部営業企画部の野村保法部長は、「『あそびましょ。』の企業精神のもと、ワクワクする体験を提案し春から売場、そしてアイス市場全体を盛り上げたい」と述べた。

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「ガリガリ君ソーダ」(多言語パッケージ) 今期は売上高101%程度を計画。今年45周年を迎える「ガリガリ君」は、「ガリガリ君リッチ」20周年とあわせ、記念企画や商品展開でブランド活性化を図る。「ガリガリ君ソーダ」は3月3日から1本入り商品のパッケージを多言語対応に切り替えた。交通広告やゴールデンウイーク期間のTVCM放映も予定している。

 また「同じ価格帯なら氷菓よりクリーム系を選ぶ消費者が増えている」ことから、クリーム系も引き続き注力し、需要の底上げを図る。2月23日から「ソフ ミルクたっぷりプリン」(税込194円)を投入。TVCMやサンプリングに加え、「フロリダサンデー」との連動企画として、購入者に3種の小袋ソースのいずれかを進呈する店頭施策を実施。

 発売10年目の「ミルクレア」は、ブランド最大規模のリニューアルに踏み切る。
高級感あるパッケージから「やさしい癒し」を打ち出した親しみやすいデザインに変更。「同ベルギーチョコレート」は中のミルクアイスにもベルギーチョコを配合した。3月2日からTVCMを放映し、全国でサンプリングを実施する。

 「パフェ」シリーズは3月9日から菅又亮輔シェフ監修の「スペシャルパフェ」シリーズへ刷新。SNSで話題となった「トッピンぎゅ~!」はチョコソースの垂れやすさを改善したほか、今期は夏までの継続販売とする。

 新工場計画については、建設関連費の高騰などを背景に着工時期を見直していると説明。生産キャパシティは限界に近いものの、足元では販売数量の動向を踏まえ対応できているとした。
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