韓国キムチ、日本市場にテコ入れ本格化 本場との“嗜好のズレ”対応、伸びしろ探る
大象JPはアイドル起用でブランド認知向上
 韓国キムチメーカー各社が、日本市場のテコ入れを本格化している。日本市場の変化に対応するため、人気アイドルを起用したパッケージの採用や、辛さを抑えた商品の拡充など、販売戦略の見直しを進めている。


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大象JPはアイドル起用でブランド認知向上 最大の輸出先である日本向けのキムチ輸出額は、韓国関税庁によると2025年に約5600万ドルとなり、総輸出額約1億6400万ドルのうち約3分の1を占めた。一方で、日本向けの輸出量は鈍化傾向にあり、従来型の商品では伸び悩みもみられる。こうしたなか、需要の掘り起こしが課題となっている。

 背景には、日本国内のキムチ市場にまだ伸びしろがあるとの見方がある。

 実際に、品揃えを強化したスーパーやディスカウント店を中心に、キムチの品数は増えている。おかずとしても調理素材としても使える汎用性に加え、子どもから大人まで幅広い層に食べられることから、需要は安定している。食品ロスも比較的少なく、売場でも扱いやすい商品として評価されている。また、キムチは赤く目立つため、売場で存在感を出しやすい点も強みだ。消費の二極化を背景に、売価が上昇する中でも、小売では高付加価値・高単価商品の品揃えを広げる動きもみられる。

 その結果、味や価格帯の幅が広がり、本場志向の商品にも一定の需要が生まれている。韓国ブームなどを背景に支持層も形成されており、高価格帯であっても受け入れられる土壌が整いつつある。各社は日本市場には依然として成長余地があるとみている。


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CJフーズが日本向けキムチを新発売
CJフーズが日本向けキムチを新発売 だが、韓国メーカーの間では、「いわゆる本場のキムチの持ち味である辛味や発酵感は、日本では好みが分かれる」との見方が一般的だ。こうした違いにより取りこぼしてきた需要を取り込むため、大手メーカーを中心に、韓国キムチの特徴を残しつつ、辛さや酸味を抑え、うま味を強化した日本向け商品の開発が進められている。

 2026年の新商品では、日本産白菜を使用した商品も登場した。円安による輸入コストの上昇や、韓国国内での原料価格の上昇を背景に、コスト抑制と供給安定を図る狙いだ。

 韓国メーカーによる日本市場強化の動きが本格化するなか、日本のキムチ市場は今後、用途・価格・味わいの各面でさらに選択肢が広がるとみられる。低価格のPBから本格志向の高付加価値商品までラインアップが拡充する中、消費者は用途や好みに応じて商品を選べる環境が整いつつある。
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