同商品は、浅煎りのコーヒーにフルーツの酸味や香りを掛け合わせたリフレッシュメントドリンク。
ターゲットに定めるコーヒーエントリー層の中でも、とりわけアイス飲用での新提案を切り口に若年層の獲得を意識した。
同社調べによると、コーヒーユーザーの約4割はアイスコーヒーを飲用し、特に20代は5割以上がアイスコーヒーを飲用しているという。
左からネスレ日本の島川基氏、都間友紀子氏、益戸洋平氏 若年層がアイスコーヒーを好む理由について、2月25日、発表会に登壇した島川基常務執行役員飲料事業本部長は「やはりホットコーヒーと比べたとき口当たりの良さや飲みやすさというのが一つあると考える。韓国で主流メニューとなっているアイスアメリカ―ノのように、コクはしっかりある一方で、苦味や味が立ち過ぎないアイスコーヒーのほうがとっつきやすいのだと思う」と説明する。
このような見方から「ネスカフェ クーラー」は、コーヒーの苦味を抑えつつ「最初の一杯としてジュースではトゥーマッチだがアクセントがほしいときに飲んでいただきたい」との思いから開発された。
都間友紀子飲料事業本部ホワイトカップビジネス部長も「甘すぎず味が重くない点が支持され、RTDやカフェメニューでフルーツティーなどのフルーツ飲料が拡大している。新しいコーヒー体験として、この爽やかさとコーヒー独自のリフレッシュ効果を掛け合わせた」と力を込める。
これまでのフルーツのイメージとコーヒーを組み合わせた商品とは一線を画するべく、中身設計を進化させたという。
「当社が過去に販売していたフルーツラテなどの商品では、コーヒーのコクをベースに味づくりを行っており、冷水可溶でもなかった。今回は、気分を整えたいというリフレッシュニーズを起点に開発し、冷たい水でもサッと溶ける設計になっている」と胸を張る。
低カロリー、低カフェインに仕立てられており、罪悪感なくいつでも飲用できる点も特長。
パッケージは夏らしく華やかな印象に仕立てられている。
飲料事業本部ホワイトカップビジネス部の益戸洋平氏は「個包装も含め爽やかな水色のパッケージで、ターゲットである若年層に好まれるようこだわった。実際に若年層の方や社内でのアンケートでも好評だった」と振り返る。
冷水や炭酸水で作れるほか他の食材とのアレンジにも好適。
「フレーバーに合わせてレモンの果実や冷凍のミックスベリーを入れると、味わいの変化を楽しめる。カップの下に、もちもちとした食感のゼリーやナタデココを加えるのもおすすめ」と述べる。
今後は、ラインアップ拡充を視野に入れる。
島川常務執行役員は「実は長い目でやっていこうと考えている。リフレッシュ時の飲用には持ち歩きニーズもすごくある。水筒やタンブラーに入れて日常的に飲んでいただくことで、徐々に『他の飲料よりもコーヒーの刺激があっていいな』と理解していただき、『ネスカフェ アイスブレンド』など他の『ネスカフェ』製品の入り口になる可能性がある」と期待を寄せる。
当面は体験の場とデジタルのコミュニケーションを組み合わせて、認知とトライアルの獲得を目指す。
体験を促す施策として、店頭での試飲のほか、3月20日から22日にかけて沖縄で開催される音楽フェス「HY SKY Fes」をはじめイベントなどでの試飲提供も予定する。
都間部長は「イベントではSNSに上げたくなる仕掛けも用意している。ただカップで試飲してもらうのではなく、サーバーを背負って試飲を提供するなど、今までにないやり方で忘れられないクールな体験を演出する」と語る。
「ネスカフェ 原宿」「ネスカフェ 三宮」では、同商品のアレンジメニュー4種を5月31日まで提供する。
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