厚生労働省が令和6年から進めている「健康日本21(第三次)」において、1日の野菜摂取目標350gに対して現状では290gと60g不足している。この実態は、食品・飲料メーカーが野菜不足を補う商品開発の背景においてよく使う数字だ。
しかし果物にも摂取目標があることはあまり知られていない。1日の果物摂取目標200gに対して現状では約100g程度、約100g不足とされており、目標値の半分にとどまっている。特に若年層の不足が目立っている。

▼果物にはビタミンCやカリウム、食物繊維など各種の栄養素が豊富に含まれ、健康保持・増進、生活習慣病予防など様々な効果が指摘され、抗酸化作用や免疫機能の強化にも役立つとされている。

▼だが、果物はなぜか健康効果が結びつき難い。そこには果物の「糖分=太る」というイメージ、先入観が存在しているためだ。

▼食品にとって最も大事な価値は「おいしい」ということ。この価値は野菜にはない価値であり、捨て難い。野菜原料高騰の中、健康・栄養の宝庫でもある果物の科学的なエビデンスを理解し、そのメリットを見直す時期にきている。

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