PETコーヒー市場の間口(飲用層)拡大が年々鈍化していることを課題とし、さらなる市場活性化には若年層の間口拡大が必要と判断した。
2月24日、発表会に臨んだブランドマーケティング本部部長兼クロスリージョン開発推進部の鈴木崇資氏は、20代と30代の飲用動向について、PETコーヒーの間口推移が、PETのお茶や水の間口推移を下回っていることを指摘した上で「こういった方々はPETコーヒー以外のコーヒーを飲まれ、PETのお茶や水の飲用率が非常に伸びており、逆に我々はここに需要創造のチャンスがあると捉えた」と語る。
開発にあたっては、カフェやファストフードチェーンのカップコーヒー、コンビニエンスストアのカウンターコーヒーなどレギュラーコーヒーを氷入りのカップの上に抽出する急冷式のコーヒーが若年層にも受け入れられていることに着目した。
「PETコーヒーはまだまだすっきりしていなくて、少し苦味があるのではないかという仮説を立て、PETコーヒーが実はもっとすっきりしていて、おいしいということを訴求できるチャンスがあると考えた」という。
若年層にとってPETコーヒーの飲用シーンが限定的である点にも着目した。
「20代コーヒー飲用シーンに関する定量データでは、カウンターコーヒーはすっきり飲みやすいから『いつでもどこでも飲める』というスコアが出ている一方、PETコーヒーはまだまだ苦いイメージがあり仕事中の眠気覚まし程度とシーンが限定されているのが実態」とみている。
このような見方から、コーヒースタンドのように気軽に飲まれることをイメージしてネーミングした。
パッケージについては「若い方々を中心にこのパッケージを見られた瞬間に、あの爽快ないつも飲んでいるカウンターコーヒーのようだと思っていただきたいと考え、ラベルの真ん中に爽快なシズルをあしらった」と説明する。
中身についても、「アイスドブラック」では、ブラジル産豆とコロンビア産豆の2種類を使用し、苦味や雑味を抑えながらもしっかりとコーヒーらしい甘みやボディ感を引き出す焙煎方法を採用した。
「アイスドラテ」は、独自のエスプレッソ抽出技術でコーヒーの華やかな香りを引き出すとともにオリジナルの乳ブレンドでコーヒー・ミルクの満足感を維持しつつ、軽やかで苦味の少ない味わいに仕立てられている。
メインターゲットの若年層への価値伝達については「サンプリングを行っていく。売場については、『クラフトボス』よりも少し小さめのサイズが集まるところへのゾーニングを提案していく」と述べる。
なお同社推計によると、2025年、コーヒー・紅茶市場は数量ベースで前年比1%減。
同社コーヒー・紅茶ブランド計は2025年、数量ベースで4%増。このうち同社PETコーヒーは7%増と市場の伸びを上回った。
ソース

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