愛知県漬物協会は3月5日、あいち産業科学技術総合センター 食品工業技術センターで「令和7年度漬物技術研究会」を開催した。

 曽我公彦会長は「これまで漬物はおいしい、こだわっているという言い方しかできなかった。
値上げのニュースが流れると財布の紐が固くなって、漬物という食卓のプラスアルファの部分まで手が伸びず、カットされている。なんとかするために特売を打ったりしてしのいでいると聞いているが、それを繰り返している限り漬物というカテゴリのレベルが上がっていかない。

 何が消費者に求められているか。健康を前面に出すことが必要と考えるが、漬物は発酵食品だから身体に良い、食物繊維があるから良いというイメージしかない。もっともっとアピールするところがあるが、その仕方が分からない、表示の仕方が分からない。もっと突っ込んで極めていく知識が備わっていない。今回の講演が漬物のイメージが上がる商品づくりに役立っていければ良いと考えている」とあいさつ。

 続いて、愛知県保健医療局健康医務部健康対策課の飯田順理主任が「栄養や保健機能に関する食品表示制度の概要について」と題し講演。食品表示法に基づく栄養成分表示の表示方法や表示値の注意点について説明した。

 また、信州大学農学部の田中沙智教授が「漬物の免疫調節作用とそのメカニズムについて」講演した。

 食品成分の中には、免疫を活性化させ、免疫機能を向上させるものもあり、野沢菜の免疫賦活作用のほか、発酵して「野沢菜漬け」にすることで乳酸菌が増加し免疫機能の増強に寄与しており、「健康効果が期待できる」などと説明した。

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