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同社のマイコプロテインは“お米生まれの麹育ち”。お米をアルファ化・酵素分解し、糖蜜(ライスシロップ)と米タンパク質に分ける。米タンパク質に麹菌を混ぜて発酵するとお米由来のマイコプロテインができる。
跡部取締役は「『固体培養(発酵)』と呼ばれる特許製法で、ひき肉に近い食感を実現した。高タンパク・低脂質、かつグルタミン酸が豊富でお肉のようなうま味を引き出せることが最大の特徴」と語る。
代替肉分野での優位性を打ち出すため、お米を想起させるCoMeat®(コミート)をブランド名とした。CoMeat®を使った「お米と麹のキーマカレー」など、同社オンラインショップHaccome(ハッコメ)で販売する。
CoMeat®を使用した「お米と麹のキーマカレー」など
「代替肉は大豆ミートのイメージが強いが、食感や美味しさの面で課題も多い。CoMeat®は、日本人に馴染みの麹を使って発酵させる“お米の新たな発酵食品”。その価値をアピールし、食品メーカーさまへの販路を開拓・拡大したい」と強調した。
副産物としてのライスシロップにも商機を見いだす。お米を原料とするだけにお米の風味が残り、コクやバター感のある味わいとなっている。製菓・製パン、冷凍・チルド食品、飲料などの代替甘味料として需要創出を狙っている。
「グルテンフリーがブームとなる中、メーカーさまには米粉と相性の良いライスシロップの使用を提案している。将来的には、調味料や醸造酒、バイオ燃料、化粧品など様々な用途が期待されるユニークな素材だと思っている」。
今後の課題は原料であるお米の確保と生産コストの問題。
「お米は主食用米ではなく加工用米のほうがマイコプロテインや糖蜜の収率が多い。米不足をご心配いただくことが多いが、加工用に適した多収穫米を農家との連携により調達し、マイコプロテイン生産拡大に向けて動き始めている」という。
4月には栃木県大田原市に「那須工場」をオープンし、本生産を開始する。これまで委託先工場での生産だったが、自社工場での生産拡大を図る方針だ。
「量産できれば生産コストも下がり、メーカーさまにとって使いやすい価格をご提案できる。現状でもコストはある程度抑えられており、レストランなど徐々に採用されるケースが増え始めている。
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