キーコーヒー 業務用食材の新ブランド「クレダルジャン」 喫茶店文化継承へコーヒーに合う食品の提案強化
「第12回クレドール会」で柴田裕社長㊥ら
 キーコーヒーは業務用市場で展開する食材のプライベートブランドを統合し、「コーヒーと食の楽しさ」をコンセプトとした新ブランド「クレダルジャン」へとリブランディングしてコーヒーに合う食品の提案を強化する。

 3月5日、都内で開催された「第12回クレドール会」に登壇した柴田裕社長は「喫茶文化継承に向けて喫茶店、そして業務用市場をしっかり応援していこうということで、業務用食材の新ブランドを立ち上げた」と説明する。

「クレダルジャン」は、フランス語で「銀の鍵」を意味する。

 これまで業務用のカレーやパスタソースなどは「プロジーヌ」、ケーキなどスイーツは「シュクランジュ」のブランドで展開していたのを「クレダルジャン」に統一して3月から順次展開している。

 田中正登志執行役員マーケティング本部長は「喫茶店はコーヒーを提供するだけでなく、人が集い食事をする場所、心を整える場所として日本独自に生まれてきた大切な文化。もう一度喫茶文化と正面から向き合い、業務用食材ブランドの価値を再定義したいと考えた」と語る。

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「第12回クレドール会」で柴田裕社長㊥ら 各食材を共通ブランドとし、一貫した企画提案を推進することで、取引先店舗の活性化を図り、喫茶文化を継承していく。

 「ブランドを統一することで、カテゴリが異なっても同じ思想で商品を設計し同じ価値を提供する。商品側のあるべき姿を明確化することで、お店の目指す姿を実現すべく、より強く独自性の高い営業活動に進化させる」と力を込めるのは阿部祐美子マーケティング本部R&Dグループリーダー。

 「クレダルジャン」の創設によってコーヒーとのマリアージュ設計、空間などを含めた提案、店舗との信頼関係の深化に取り組む。

 「コーヒーと食の相乗効果によってお客様の満足度を向上させるとともに、店舗に合わせたメニュー構成などを提案することで単なる取引を超えた信頼関係を今後も築いていく」と述べる。

 既存商品を順次切り替えるとともに新提案も実施する。

 リブランディングを機に新発売する「モカケーキ」は、バタークリームを使用しており、解凍後の提供可能期間が通常よりも長い96時間となっている。解凍後に提供可能期間が過ぎてしまい廃棄するといった食品ロスの削減効果を見込む。


 クレドール会では来期(3月期)経営体制も発表。取締役監査等委員として渡部聡氏が昨年6月に新たに選任された。

 組織編成では、新市場の挑戦と収益拡大を目的とし、第一営業部のセールス・マーチャンダイジングチームを吸収し新たにニューアカウントクリエーションチーム(NACチーム)を新設する。

 柴田社長は来期の活動テーマについて「コーヒーの未来を見据えた取り組みの推進として、小規模生産者の支援と喫茶文化の継承に向けた活動を行う」と意欲をのぞかせる。

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