インテージ 市場データを生成AIで分析・戦略仮説まで 大幅な時間短縮を実現、顧客構造分析は20分の1に
ツール画面(抜粋)
 インテージは、同社が保有する国内最大級の市場データ等をベースに、生成AIを活用して分析からマーケティング戦略の仮説立案まで導く新たなツールを開発した。

 強みは圧倒的な時間短縮だ。
同社は「従来に比べて顧客構造分析なら20分の1、口コミ分析なら100分の1に短縮できる」とアピールする。

 まずは社内の顧客対応部署で使用を開始し、スピーディーな課題抽出と多角的な仮説構築のノウハウを蓄積。外部向けのサービス提供は2029年1月を目指す。
 同社は小売店約6000店舗対象の「SRI+」、消費者約7万人対象の「SCI」、買い物アプリ「CODE」の口コミ・評価など豊富なデータを保有。食品や日用品など消費財の市場分析やマーケティングにおいてもっとも広く利用されている。

 新開発のツールは、それらデータによる各カテゴリー・ブランドの現状把握を起点に、簡単な設定で分析や購買者プロファイリングを可能にし、さらに得られた分析データを生成AIが解釈。マーケティングに不可欠な情報の要約、複数のインサイト、戦略仮説を迅速に推論・算出できる。

 生成AIで課題となるハルシネーション(誤回答)の抑制も重視した。基礎データは抽出・分析しやすく整備し、それを同社の知見をもとに段階的にインプット。アウトプットにおいては、専門知識を持ったアナリストがフレームワークや構成項目、データ解釈時の要点・留意点などを体系化した。

 同社は「市場で信頼性が高いインテージのデータ資産を生成AIによって最大限に引き出し、ユーザーのマーケティング活動を支援していく」としている。

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