今年の母の日は5月14日。母の日ギフトはECでの購入が全体の半数を占める。
楽天市場では約490万点の母の日ギフトを展開しており、22年の流通額は19年比で約2倍に拡大した。コロナ禍でECギフト市場は活性化し、新規ユーザーも取り込んだ。

▼楽天の調査では半数以上の人が母の日ギフトのマンネリに悩んでいることも分かった。一方でコロナが一服した今年の商戦は、例年とは異なる傾向に。特筆すべきはメーク用品や帽子、日傘など外出関連商品の需要が拡大したこと。花とギフトのセットも定番化した。

▼贈られる側は、どのようなギフトがうれしいのだろうか。豊洲市場ドットコムを運営する食文化のアンケートからは、過半数の人が母の日に食品や菓子、雑貨、日用品をもらうことを理想的と考えていることが見て取れる。より実用的な品物が好まれるようだ。

▼近年、ギフト商材は種類も購入場所も決済手段も増え、便利な時代になったと感じる。ただECで購入しても手渡し、またはカードを添えて送る人も多い。相手に気持ちを伝えたいという想いは変わらない。
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