同シリーズは、機器内に取り込んだ空気を「準HAPAフィルター」を通過させ洗浄したのち、熱交換器により結露。結露した水分は「活性炭」「RO逆浸透膜」、同社オリジナルの「バイオミネラルフィルター」など4種のフィルターで濾過される仕組み。濾過後の水にはミネラル分も添加される。貯水タンク内では水を循環させ、水質を保持する。製水のランニングコストはリッター当たり1~2円。
同社は今年4月、AQ-200で製水した水で淹れたコーヒーなどを提供する「AIR DRIP COFFEE」(東京都渋谷区松濤)をオープンした。
「AIR DRIP COFFEE」店内の様子(右側に設置されているスカイブルーの機器は AQ-20)現在販売しているのは業務用の中型サイズ(AQ-200)のみだが、1日1千L製水可能なコンテナサイズの巨大容量型や、家庭内でも使用できるウォーターサーバーサイズの小型機種(2枚目写真右 AQ-20)の発売も予定している。同社製品は部品、組立てまですべて国内で製造。
これまで、非常用・緊急用水源の確保を目的に、福岡県中間市が2021年3月から試験導入したほか、カンボジア政府環境大臣室、米国の宇宙飛行士訓練施設などでも導入されている。
今後は「水源が空気」「ミネラルまで添加できる浄水機能」「空気清浄機能」などのアピールポイントも加味して、オフィス・飲食店・イベント施設などでの普段使いも提案していく方針。
また、先月14~15日開催の『Plug and Play Japan SUMMIT Summer/Fall 2023 Batch』(虎ノ門ヒルズフォーラム)でも同製品が紹介され、大手不動産会社などから共同開発の申し入れなどの成果を得ている。

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