▼食品界はメーカーも、スーパーも、百貨店も、課題は「若年層」と異口同音。現在、小売業は24年2月期の上期決算発表を迎え、一部で若年層客数増の朗報もあった。
▼平和堂は旗艦店アルプラザ草津を4月に全館改装を終え、若年層に人気の台湾系カフェや無印良品などの導入効果で、平松正嗣社長は「客数が全年代で伸長し、特に10~20代が増加」と強調。その効果で食品売場の若年層も増加。Jフロントリテイリングは東京の「ギンザシックス」が過去最高取扱高で客層の半分が20~30代。好本達也社長は「百貨店ではないラグジュアリーモールという新価値を創造」とし、さらに「若年富裕層の台頭」を示唆した。
▼各社がZ世代向け施策を展開している。我が子はまだ義務教育中だが、あと10年ほどで何々世代と呼ばれるのだろう。若年層志向の一端は灯台下にあるのかもしれない。

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