3月5日発表した小林一志製品部部長は、同社の飲料ブランドの中で引き続き「マッチ」を重点ブランドに位置づけ「ターゲットの高校生の方々に対する共感・体感の施策を強化し、新商品を投入することで鮮度アップを常に図っていきたい」と語る。
共感・体感の施策としては、コロナ禍で休止していた全国規模の“高校生サンプリング”を復活させる。
堀内雄大製品部飲料チームマッチ担当PMは「全国の50万人の高校生を対象に、学校行事のタイミングで『マッチ』本体(オリジナル)のサンプリングを実施する」と語る。
SNSではブランドの世界観や飲用シーンを伝えるWEB動画コンテンツを今春に公開する。
新商品は3月25日に発売開始した「マッチ パインソーダ」(500mlPET)と「マッチゼリー」(260gPET)の2品。
「マッチ パインソーダ」は、高校生に人気とされるパイナップルフレーバーに着目し「『マッチ』の特長である微炭酸はそのままに、爽やかなパインの香りと甘さで、1本で1日分のビタミン4種類とミネラルがおいしく摂れる仕様となっている」。
一方、「マッチゼリー」は、好調な「マッチ」本体(オリジナル)との相乗効果を図るべく、「マッチ」オリジナルフレーバーとして5年ぶりに再登場し、今回、新たにゼリー飲料棚に向けた提案に挑む。
小林一志製品部部長 2023年は炭酸飲料市場が足踏みする中、「マッチ」の販売数量は前年比7%増を記録。
これには昨年5月に、新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2類相当から5類に引き下げられたことで、高校生の活動量増加が追い風となったことに加えて、販路拡大が挙げられる。
販路拡大では、特にコンビニへの導入が広がったことで10代・20代の購入率が上昇し10代・20代との接点拡大につながった。

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