毎日毎日、飽きもせずに送られてくる詐欺メール。業務に支障をきたすレベルで、不快に感じている人も多いだろう。


■巧妙化するネット詐欺は総合セキュリティーソフトだけじゃ不十分
2018年に入り、フィッシング詐欺や偽販売サイト詐欺、偽警告といった目視では判別が難しい「ネット詐欺」が増加している。

警察や消費生活センターへのネット詐欺に対する相談件数は合計20万件を超え、大きな社会問題となっている。もちろん、こうしたネット詐欺対策として総合セキュリティーソフトを利用する人がほとんどだが、利用していたにもかかわらずネット詐欺の被害にあってしまったという人は約92%にものぼるという。
実は総合セキュリティーソフトでは、頻発する詐欺サイトを高精度にブロックするのは極めて困難な状況となっているのだ。日進月歩で巧妙化するネット詐欺は、最近ではスマホなどモバイル機器をターゲットにした手口が主流になっており、iOSやAndroidの各OSへの対応も課題になっている。

ソフトバンクグループのBBソフトサービス株式会社(東京都中央区)では、このほど新たにAI検知エンジンを搭載した『詐欺ウォール


「詐欺ウォール


■スマホによるネット詐欺被害からしっかりガード
前述のように、最近ではスマホによるネット詐欺の被害が急増している。しかし、これまでの総合セキュリティーソフトではPCをガードできてもスマホのOS(iOS、Android OS)への対応が課題になっていた。「詐欺ウォール


また、新機能「VPNガード」によってiOSの標準ブラウザ「Safari」やアプリ内ブラウザによるインターネットアクセスでも、詐欺サイトの検知と警告メッセージの表示が可能となっている。

総合セキュリティーソフトはブラックリスト検知が主体のため、変化のスピードが早いネット詐欺の手口には対応が不十分。攻撃型(ウィルスなど)の悪意あるプログラムには対応できても、偽メールによる巧妙な誘導や、スクリーンに表示する画面の工夫によってIDやパスワード、個人情報をユーザーから自分で提供させるように仕掛けているので、総合セキュリティーソフトでは検知しにくいのだ。
それでは、実際にPCへ「詐欺ウォール

■見事に「偽販売サイト」をブロックしてくれた!


「詐欺ウォール



インストールが完了したら、「詐欺ウォール


インストール後に自動でブラウザが起動し、プラグインとして「詐欺ウォール

ということで、ドキドキしながらメールソフトに届いていた詐欺メールのURLをクリックしてみた。リスキーなので、良い子はマネしないように!

ブラウザが立ち上がったと思ったら、「このWebページは危険な可能性があります!」という警告表示が出てきた。

「偽販売、違法販売」という表示がわかりやすく出ている。これなら、いったい何が危険なのかひと目で判断できる。

検証結果としては上々。危険を事前に察知し、そこへ飛ばさないようにしてくれる、いわゆる「君子危うきに近寄らず」的なセキュリティーソフトだ。しかも、AI検知エンジンが随時ヤバい詐欺サイトを検出してデータベース化しているので、かなりの確率でフィッシング詐欺や偽サイトへの誘導を防いでくれる。

購入は「詐欺ウォール
