節約志向が進む今、食卓のお供を新ジャンルに変えている人も多いのでは?各ビールメーカーが発売する新ジャンルは、味も趣向も様々でしのぎを削っている。今回紹介するのは、サッポロビールが技術と信念を注ぎ込み、力強く飲み飽きないうまさを実現したという新ジャンル『サッポロ GOLD STAR(ゴールドスター)』だ。
サッポロの新ジャンルといえば、ビールに近い味わいを追求した『サッポロ 麦とホップ』というエースブランドがあるが、その味の違いはいかに!? サッポロビール好きの記者がこの2種を飲み比べてみたい!
■『サッポロ GOLD STAR(ゴールドスター)』と『サッポロ 麦とホップ』の特徴とは?

新発売の『サッポロ GOLD STAR(ゴールドスター)』(350ml・実勢価格 税込146円・2020年2月4日発売)は、「サッポロ生ビール黒ラベル」と「ヱビスビール」に採用している麦芽とホップを一部使用している。この2つといえばサッポロビールが誇る2大ブランドだ。「サッポロ生ビール黒ラベル」の”旨さ長持ち麦芽”と、「ヱビスビール」の”ドイツバイエルン産アロマホップ”を一部使用すると共に、両ブランドの仕込方法でもある煮沸工程を2回繰り返す「ダブルデコクション法」を取り入れることで、濃厚な麦汁をつくっているとのこと。

一方、おなじみの『サッポロ 麦とホップ』(1缶350ml・実勢価格 税込145円前後・発売中)は、ビールの原料である麦とホップだけを使い、ビールにもっと近い味わいを実現することを追求した新ジャンルだ。赤や黒、地域限定、期間限定等ファンを飽きさせない種類の豊富さと、”長期熟成製法”でうま味を引き出し、そのブランドの価値を高めてきた。そして更なる進化を遂げ、2019年8月27日にリニューアル。新『サッポロ 麦とホップ』は雑味を減らし、飲みごたえのあるコクと、飽きのこない後味を実現した。
それではまず、この2種のパッケージを見ていこう。

発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、大麦)、スピリッツ(大麦)と変わらず、アルコール度数も5%で同じだ。ただ栄養成分では、糖質、炭水化物、エネルギー(カロリー)が『サッポロ GOLD STAR(ゴールドスター)」のほうがやや低めだった。

■スッキリとしたキレ『サッポロ GOLD STAR(ゴールドスター)』
まず『サッポロ GOLD STAR(ゴールドスター)』から飲んでみよう。


グラスに注ぐと、細かくクリーミーな泡立ち。口に含むとややホップの香りが抜けるが、軽く爽やかなのですぐに消える。炭酸が細かくさらりとして飲みやすい。苦味が強めで辛口だが、いつまでも残らないのでスッキリとしている。後味も苦味が喉に残るがスッと消える感じ。キレがあるのに重くない印象だ。

次に『サッポロ 麦とホップ』。缶を開けると、微かに麦の香りがする。
グラスに注いだ泡を比べると、こちらの方が炭酸が粗く弾けた。


こうして双方を比べてみると、『サッポロ GOLD STAR(ゴールドスター)』は苦味が強めで辛口だ。コクが少ないぶん甘味も少なくスッキリしているので、喉の奥で味わいやすい。一方、『サッポロ 麦とホップ』はしっかりとしたコクを感じる。甘味があり、飲んだ後にも舌に麦の余韻が残った。単品同士では気付きにくいが、飲み比べてみるとその違いは一目瞭然だった。『サッポロ GOLD STAR(ゴールドスター)』は飲んだ後に微かな苦味が残るが、クリアなので食事と一緒でも楽しめそうだ。またスッキリとした味わいはのど越しも良く、真夏の暑い日でもスッと飲みやすそうである。

苦味が強めでクリアなサッポロビールの新ジャンル。記者が住む北海道は、ビールよりも新ジャンルを含むリキュールの消費が多いことを最近のメディアで取り上げられていた。そんなこともあり、今後の支持が気になるところである。気になった人はぜひ飲み比べてみて欲しい!

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