健康志向の高まりから、糖質オフ系のビール類の人気は高い。しかし飲みごたえに物足りなさを感じてしまうこともある…。
■ホップの配合を見直して、オフ系の物足りなさの解決へ!

キリンビールの『淡麗グリーンラベル』(350ml缶・実勢価格 税込約170円・発売中)は、美味しさと糖質70%オフのバランスの良さが特徴の発泡酒。爽やかな飲み口で、発売以来人気を集めているロングセラー商品だ。
家飲みや健康志向の高まりが追い風となり、人気は右肩上がり。前年度を上回る好調な販売数なのだとか。
しかし2020年3月に、『淡麗グリーンラベル』は味覚を新しくしたばかり。一年という早いリニューアルだが、これはオフ・ゼロのビール系を飲んだことがない人がいまだに潜在的な味覚に不満を感じているという調査からのさらなるアピールのようである。

確かにオフ・ゼロ系は、苦味や飲みごたえに欠けるイメージがあることは否めない。日々飲んでいる人でも、少々物足りなさを感じることだってある。
そこを解決すべく、今回ビールらしい飲みごたえと味わいを強化。ホップの配合比率を最適化して、特徴である爽やかな飲み口は維持したまま、さらにビールへ寄せた味わいを追求している。
■ホップの苦味を感じるスッキリ爽快な味わいに! 糖質も口当たりも軽やか

パッケージは、新しくなったことが一目でわかる大きな”新”の文字。
さっそく味わってみよう。

グラスに注ぐ泡立ちは良く、しゅわしゅわとした音が心地良い。香りは薄いものの、近くで嗅げばホップの爽やかな香りを微かに感じる。

口に含むと香りが抜け、軽さのある酸味の奥に苦味がある。雑味が少ないぶん、酸味がよりクリアな印象だ。
飲み口に、きちんとした苦味を感じられる。しかし、風味が抜けた後には残らない苦味なので、スッキリとしている。そこにプラスされる爽やかな酸味が、ペールエールビールのような軽やかさを感じる。
さらりと落ちる軽い喉越しは、糖質オフらしい味わいだ。炭酸の爽快なキレと、ホップの香りと苦味。

何より家飲みが増えて、健康も体重も気になるなか、1本で1.75~4.2gという糖質の低さは、迷いなく飲めてうれしい。

2002年に初めて発売された『淡麗グリーンラベル』は、記者がお酒を飲み始めたころからある発泡酒。この長い人気こそが、その必要性を物語っている。
オフ・ゼロ系をまだ体験していない人は、休肝日ならぬ休糖日で、一度味わってみてもいいかもしれない。
購入は全国のスーパー、コンビニ、ドラッグストアなどから可能。